疾患 2121-01-13

自閉症っていったいどんなもの?自閉症の特徴をチェック

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自閉症は、ある特定のことに強いこだわりがあったり他人とのコミュニケーションを苦手としたり、子どもによってさまざまな特徴があります。

成長とともに変化することもありますが、自分の子どもにはどんな特徴があるのか知りたいですよね。

自閉症の基本的な情報や症状、併存症との関係も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね!

自閉症はどんな疾患?

自閉症_症状の画像

自閉症とは

自閉症とは、主に先天的な原因により、対人関係の特異性やコミュニケーションの質的な障害などが見られる障害のことを言います。

イギリスの専門医の定義では、「社会性・社会的コミュニケーション・社会的イマジネーションそれぞれに質的な偏りが見られる障害」とされています。

自閉症の境界を明確に区切ることは難しいとされており、類似の傾向はより軽症の状態から健常者にまで幅があるため、「自閉症スペクトラム」と呼ばれることも。

自閉症のサイン・症状

自閉症は生まれてから早い段階で症状が表れるのが特徴的です。具体的な自閉症のサインや症状を解説していきます。

1歳を過ぎた頃から症状が現れ始める

自閉症は生まれつき脳の発達が通常と違っているために、1歳を過ぎた幼児の内から症状が表れ、通常の育児ではうまくいかないことが多くなってきます。

典型的なものですと1歳台で、人の目を見ることが少ない、指さしをしない、ほかの子供に関心がない、などの様子が見られます。

また、言葉を話し始めた時期は遅くなくても、自分の話したいことしか口にせず、会話がつながりにくいことがしばしばあるなどのケースがあるのです。

成長するにつれて症状は変化する

思春期や青年期になると、自分と他の人との違いに気づいたり、対人関係がうまくいかないことに対して悩んだり、不安症状やうつ症状を合併する場合があります。

中には就職してから初めて、仕事を臨機応変にこなせない事や対人関係などに悩み、自ら自閉症ではないかと気づく人もいます。

子供のころに診断を受け、周囲からの理解を受け成長した人の中には、成長とともに症状が目立たなくなる対照的なケースも。

自閉症になる原因

自閉症の原因は、詳しくは解明されていないのが現状です、しかし多くの遺伝的な要因が複雑に関与して起こるのではないかと考えられています。

それにより脳の機能障害が起き、自閉症を発症してしまうと考えられており、また体内環境や周産期のトラブルなども関係している場合もあります。

自閉症になった原因を親の育て方などに問題があったのではないかと思う方が多いですが、決して親の育て方が原因ではありません。

自閉症の併存症とは

ADHD_原因の画像

併存症とは?自閉症との関係性

自閉症には、社会性やコミュニケーションの障害などの一次性の障害とは別に、続発的に生じる気分障害などの二次障害があり、これを併存症といいます。

また、障害とは関連性が不明である併存症と呼ばれるものもあり、様々な障害や精神疾患を伴いやすいことが知られています。

自閉症の併存症は非常に広範囲に及んでおり、必ずしも自閉症から生じたという解釈が成り立たないものもあります。

知的能力障害

知的能力障害は、論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、学校や経験での学習のように全般的な精神機能の支障によって特徴づけられる発達障害の一つです。

幼児期には言葉の遅れ、例えば言葉数が少ない・理解している言葉が少ないといった症状から疑われます。また自閉症が先に気づかれて後に知的能力障害とわかることもあります。

ほとんどの知的能力障害において、基礎にある障害そのものを改善させることは難しいとされていますが、早期に発見され適切な療育が施された場合、長期的予後は改善するとされています。

ADHD

ADHDとは、「不注意」と「多動・衝動性」を主な特徴とする発達障害の一つのことを言います。

症状の特徴としては、活動に集中できない・気が散りやすい・ものをなくしやすいなどの「不注意」。

じっとしてられない・静かに遊べない・待つことが苦手の「多動・衝動性」が発達水準に比べてより頻繁であることが認められることです。

ADHDを持つ子供の治療は、「環境への介入」「行動への介入」「薬物療法」などを組み合わせて行うと、効果が高いといわれています。

発達性協調運動症

発達性協調運動症は、知的発達には遅れはなく、筋肉や神経・視覚・聴覚などに明らかな異常も認められません。

しかし、日常生活における「見る」「触った感じ」「手足の動き」などの感覚をまとめ上げて、滑らかな運動を行う協調運動が水準と比較してぎこちないなどの症状があります。

この運動障害は、自閉症を患っている人に数十%程度併存します。協調運動障害があると、さらに生活や学習での「困り感」が増えてしまう傾向にあるのです。

自閉症の治療方法や学校での教育方法

精神病100の画像

自閉症の治療方法

集団療育
少人数のグループ

個別療育
専門スタッフとマンツーマン

自閉症の治療の基本は「療育」です。一人一人の子供の状態や特性に合わせて「集団療育」や「個人療育」によって、本人の力を引き出してできることを少しずつ増やしていきます。

集団療育は、少人数のグループでゲームをしたり、遊んだりすることにより、集団活動の中でのルールや、コミュニケーション能力、社会性を身につけることが可能です。

個別療育は子供と専門スタッフが1対1ですので、一人一人の発達段階やニーズなどに合わせられ、指導を自分のペースで受けることができます。

学校での療育方法

合理的配慮
障害の程度や教育的ニーズに応じた教育

特別支援学級など
生徒の学習ペースに合わせた教科学習

自閉症の子どもは特異なことや苦手なことが一人ひとり違います。知的な発達に遅れがある子もいれば、別の併存症を持っている子もいるので、一人一人に合った学校での療育が必要です。

通常の学級での授業が適している子どもに対しては、一人ひとりの障害の程度や教育的ニーズに応じて「合理的配慮」を受けることができます。

より個別性の授業を受けるのが適している子供を対象として、通常の学級のほかに「特別支援学級」などで自閉症特有の対人関係を身につけるための授業を行ったりしています。

自宅での療育方法

自宅での自閉症の子どもの子育てについては、当たり前の育児が通用しない事という認識よりも、特別な育児が必要であることの「お墨付き」をもらったと認識しましょう。

発達障害のある子の育児は、自分の体験も役に立たず、マニュアル通りにはいきません。

よって、保護者自身の育児に自信を失い自分を責めてしまいがちですが、試行錯誤の結果たどり着いたその子にとって現時点でのベストの育児だと思いましょう。

まずはこれまでやってきた育児を全て正しいと思って、自信をもって今の育児を続けてください。

自閉症の相談場所と受診の流れ

クリニック_病院2

自閉症の相談場所

児童相談所
保健相談・発達障害などの心身障害相談を行う

子育て支援センター
育児に関する不安の相談に応じてくれる

発達障害者支援センター
発達障害者の総合的な支援を行う

精神科訪問看護
訪問看護師によるサポート

児童相談所は各都道府県や政令都市に設置されている施設で、児童に関する様々な問題について、家庭や学校などからの相談に応じてくれます。

子育て支援センターでは、育児不安などについての相談指導も行っており、電話相談も可能。必要に応じて適切な機関の紹介を行っています。

精神科訪問看護は、自閉症による精神疾患を抱えている子どもが、自宅で健やかに療養するために、スタッフが訪問し、医療的な支援をしてくれる看護サービスです。

受診の流れ

問診

面接・行動観察

検査

1歳半と3歳の時に行われる乳幼児健康診査や、就学前の秋に行われる就学時健康診断で、自閉症などの発達障害や、知的障害の可能性を指摘されたりすることがあります。

子どもの自閉症については、小児科や児童精神科を受診するか、地域の療育センター、発達障害者支援センターなどでも相談することが可能です。

医療機関によっては、発達障害の専門外来を設けているところがありますが、一般的には予約を入れても観てもらえりるのは数か月先ですので、まずはかかりつけ医へ相談してみることが大切です。

精神疾患をお持ちならシンプレへ

シンプレ

シンプレ訪問看護ステーションって?

シンプレ訪問看護ステーションは、精神疾患の患者さんが自宅で安心して療養できるように、看護師等の専門資格を有したスタッフが自宅へ訪問し、看護を行う事業所です。

子供からお年寄りの方まで老若男女対応できますので、自閉症の併存症による精神疾患に悩んでいる患者や、その家族の支援をします。

医療的なケアに加えて、療養上必要な生活の介助もしますので、自閉症の影響でうまく一人で生活できない人でも利用できます。

シンプレ訪問看護ステーションの対応エリア

新宿区中野区豊島区
杉並区練馬区板橋区

シンプレ訪問看護ステーションでは、24時間365日体制でオンコールを取っており、いつでもお問い合わせができる訪問看護となっています。

東京都7区を中心にサービスを展開していますが、それ以外のエリアでも利用できる場合がありますので、まずは気軽に相談してみましょう。

自閉症の子どもを抱えている保護者の方は、自分を責めず、抱え込まないで、まずは医療機関に相談したのち、訪問看護の利用を検討し、支援の負担の軽減を検討してください。

まとめ

医者の画像

自閉症は脳の機能に異常が見られることにより、知能障害や発達障害など様々な精神疾患を引き起こしてしまう可能性がある疾患です。

詳しい原因はわかってはいませんが、早期に適切な治療や支援を行うことによって、症状が緩やかになる場合があります。

とはいえ家族だけでは支援は大切です。シンプレのような訪問看護サービスの利用を検討することをおすすめします。