トラウマに苦しむあなたへ|外傷後ストレス障害の症状と相談窓口のご案内
外傷後ストレス障害(PTSD)は、事故や災害、犯罪被害など強い衝撃的な体験のあとに、心や体にさまざまな不調があらわれる状態です。
不安や恐怖が続いているにもかかわらず、「誰に相談すればいいのかわからない」「周囲に理解されない」と悩みを抱えている方も少なくありません。
外傷後ストレス障害は、適切な支援につながることで回復を目指せる疾患です。
この記事では、外傷後ストレス障害について相談したいと考えている方に向けて、主な相談先や支援の選択肢についてわかりやすくご紹介します。
そもそも外傷後ストレス障害(PTSD)とは?

外傷後ストレス障害(PTSD)は、命の危険を感じる出来事や、強い恐怖・無力感を伴う体験をきっかけに発症する精神疾患です。
災害や事故、犯罪被害、虐待、暴力など、心に深い衝撃を与える出来事のあと、時間が経ってから症状があらわれることも少なくありません。
そのため、本人が「もう過去のことなのに」と感じながらも苦しみ続けてしまうケースもあります。
外傷後ストレス障害は、決して特別な人だけがなるものではなく、誰にでも起こり得る心の反応です。
適切な治療や支援につながらないまま放置してしまうと、日常生活や仕事、人間関係に大きな影響を及ぼす可能性があります。
早い段階で相談し、専門的なサポートを受けることが、回復への大切な一歩となります。
代表的な症状
外傷後ストレス障害の症状は人によって異なりますが、主にいくつかの特徴的な反応がみられます。
これらの症状が長く続き、生活に支障をきたしている場合は、外傷後ストレス障害の可能性を考え、相談を検討することが重要です。
突然よみがえるフラッシュバック
過去の出来事が、映像や音、感覚として突然よみがえり、まるで今起きているかのような強い恐怖や不安を感じます。
特定の匂いや音、場所などがきっかけになることもあります。
避けようとする回避行動
つらい体験を思い出させる人や場所、会話を無意識のうちに避けるようになります。
その結果、外出や人付き合いが減り、孤立感が強まることもあります。
強い緊張感や過覚醒
常に警戒している状態が続き、些細な刺激にも過剰に反応してしまいます。
不眠、集中力の低下、イライラしやすくなるなど、心身の疲労が蓄積しやすい状態です。
感情の麻痺や無気力感
喜びや楽しさを感じにくくなり、感情が平坦になったように感じることがあります。
何事にも意欲が湧かず、「自分は何も感じていない」と戸惑う方も少なくありません。
外傷後ストレス障害の相談先はどこ?

外傷後ストレス障害の症状に悩んでいる場合、一人で抱え込まず、早めに相談することがとても大切です。
不安やフラッシュバック、緊張状態が続くと、日常生活や人間関係にも大きな影響を及ぼします。
外傷後ストレス障害の相談先は一つではなく、症状や生活状況に応じて選択できます。
以下では、代表的な相談先についてご紹介します。
精神科・心療内科での相談
外傷後ストレス障害の診断や治療を行う中心的な窓口が、精神科・心療内科です。
医師による専門的な診察を受けることで、現在の状態を客観的に把握し、適切な治療方針を立てることができます。
症状が軽いうちから相談することで、悪化を防ぎやすくなる点も重要です。
薬物療法
不安や抑うつ、不眠などの症状に対して、抗うつ薬や抗不安薬などが処方されることがあります。
薬物療法は心理療法と併用されるケースも多く、症状の安定を助けます。
カウンセリング・心理療法
認知行動療法(CBT)やEMDRなど、トラウマ体験に向き合いながら症状の軽減を目指す心理療法が行われます。
専門家と話を重ねることで、不安や恐怖への対処方法を身につけていきます。
環境調整のアドバイス
仕事や家庭環境による負担を減らすための助言を受けられることも特徴です。
無理のない生活リズムを整えることは、回復に向けた土台となります。
専門機関への紹介
より専門的な支援が必要な場合には、トラウマ専門外来や支援機関を紹介されることがあります。
状況に応じて支援の幅を広げられる点も安心材料です。
地域の保健所や精神保健福祉センターを利用する
→不安やストレスへの対処について助言を受けられる
医療機関や支援先の案内
→適切な精神科・心療内科や支援施設の情報提供
生活面のサポート
→日常生活や就労に関する相談
家族からの相談
→ご家族がどのように関わればよいかの助言
各自治体が設置している保健所や精神保健福祉センターでは、外傷後ストレス障害に関する相談を無料で行っています。
医療機関の受診に迷っている段階でも利用しやすく、専門職が状況を整理しながら話を聞いてくれます。
匿名で相談できる場合もあり、「まず話を聞いてほしい」という段階の方にも適した相談先です。
市町村の福祉窓口に相談する
→自立支援医療制度などの申請相談
障害者手帳の取得支援
→精神障害者保健福祉手帳についての説明
生活支援サービスの紹介
→障害福祉サービスや就労支援の案内
生活保護・介護制度の相談
→状況に応じた制度利用のサポート
市町村の福祉窓口では、医療費助成や福祉制度など、生活を支える制度について相談できます。
外傷後ストレス障害によって通院や就労が難しくなった場合、経済的・社会的な支援を受けられる可能性があります。
治療と生活の両面から支えを受けられる点が、市町村窓口の大きな役割です。
訪問看護ステーションを活用する
通院が負担に感じられる方や、自宅でのサポートを希望する方にとって、訪問看護ステーションは心強い相談先です。
主治医の指示のもと、看護師などの専門職が自宅を訪問し、症状の観察や日常生活の支援を行います。
外傷後ストレス障害の相談先として、医療と生活をつなぐ存在といえるでしょう。
外傷後ストレス障害に訪問看護を活用するメリット

外傷後ストレス障害の相談先として、医療機関とあわせて検討したい支援の一つが訪問看護です。
通院そのものが負担になっている方や、人と接することに強い不安を感じている方にとって、訪問看護は無理のない形で支援を受けられる手段となります。
主治医の指示に基づき、専門職が自宅を訪問するため、安心できる環境で継続的なサポートを受けられる点が大きな特徴です。
訪問看護の有効性と役割
→緊張や不安を最小限に抑えながらケアが可能
症状の変化に早く気づける
→定期訪問により悪化の兆しを見逃しにくい
家族の負担軽減につながる
→専門職が関わることで家族だけで抱え込まなくてよい
医療・福祉との橋渡し役
→主治医や支援機関と情報共有しながら対応
訪問看護では、看護師や作業療法士などの専門職が定期的に自宅を訪れ、心身の状態を確認しながら支援を行います。
外傷後ストレス障害は症状の波が出やすいため、日常の変化を継続的に見守ってもらえることが回復の支えになります。
また、医師や関係機関と連携しながら支援を進めるため、治療と生活を切り離さずに考えられる点も訪問看護の役割です。
訪問看護でできる具体的なサポート
①日常生活リズムの安定支援
→睡眠や食事、活動量などを一緒に確認し、無理のない生活リズムを整える
②服薬管理と体調チェック
→薬の飲み忘れ防止や副作用の確認、体調変化の早期発見
③安心できる傾聴とメンタルケア
→不安やつらさを否定せずに受け止め、気持ちを整理するサポート
④ご家族への相談・助言
→ご家族が適切に関われるよう、対応方法や声かけの助言
外傷後ストレス障害の方に対する訪問看護では、症状のケアだけでなく、日常生活全体を支える視点でのサポートが行われます。
「生活が整うことで心も安定しやすくなる」という考え方のもと、一人ひとりの状況に合わせた支援が提供されます。
訪問看護は、外傷後ストレス障害の相談先として「治療」と「生活」をつなぐ存在です。
自宅での支援を通して、少しずつ安心できる時間を増やしていくことが、回復への土台となります。
シンプレ訪問看護ステーションのご紹介

シンプレ訪問看護ステーションの特徴
シンプレ訪問看護ステーションでは、精神科に特化した訪問看護を行い、外傷後ストレス障害(PTSD)をはじめとしたさまざまな精神疾患の方を支援しています。
通院が難しい方や、自宅で落ち着いてケアを受けたい方にとって、訪問看護は大きな安心につながります。
シンプレの訪問看護では、看護師・准看護師・作業療法士といった専門職が連携し、症状や生活状況に合わせた支援を行います。
「その人らしい生活を取り戻すこと」を大切にしながら、心身の状態だけでなく、日常生活全体を見据えたサポートを提供している点が特徴です。
また、ご本人への支援だけでなく、ご家族からの相談にも対応しています。
外傷後ストレス障害は周囲の理解や関わり方も重要となるため、家族も含めた支援体制を整えることで、無理のない在宅生活を目指します。
対応エリアと支援内容
-
<東京都>
・東京23区
※足立区、荒川区は1部エリアとなります。
・西東京市
・三鷹市
・調布市
・武蔵野市
・府中市※1部エリア
・東久留米市※1部エリア
<埼玉県>
・和光市
・朝霞市
・戸田市※1部エリア
・川越市※1部エリア
・新座市※1部エリア
・川口市※1部エリア
シンプレ訪問看護ステーションは、東京23区を中心に、西東京市、武蔵野市、三鷹市、調布市、府中市、東久留米市、埼玉県の一部地域に対応しています。
また上記以外のエリアにお住まいでも、対応できる場合がございますので、一度当社スタッフへご相談ください。
サービス内容を詳しく聞きたい、スケジュールの相談なども承っております。
電話やメールなどで相談を受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。
訪問は週1〜3回を基本とし、必要に応じて週4回以上の対応が可能なケースもあります。
祝日や土曜日も訪問を行っており、1回あたりの訪問時間は30分〜90分と、生活リズムに合わせて柔軟に調整しています。
外傷後ストレス障害の方に対しては、退院後の生活支援、再発予防、服薬管理、社会復帰に向けたサポートなどを行っています。
医療保険を利用した精神科訪問看護のため、自立支援医療制度(精神通院)や各種医療費助成制度の利用についても相談が可能です。
ご相談の問い合わせはこちら▼
まとめ|専門家とご家族が一緒に支える安心を訪問看護で

外傷後ストレス障害は、強い体験の影響が心と体に残り続けることで、日常生活に大きなつらさをもたらす疾患です。
「時間が経てば自然に良くなるはず」と我慢を重ねてしまう方も多いですが、適切な相談先につながり、支援を受けることで回復を目指すことができます。
外傷後ストレス障害について相談することは、決して弱さではなく、自分を守るための大切な行動です。
精神科・心療内科、保健所や福祉窓口など、状況に応じた相談先を選ぶことで、治療や生活支援を段階的に受けることが可能になります。
その中でも訪問看護は、自宅という安心できる環境で専門的なサポートを受けられる点が大きな特徴です。
通院が負担になっている方や、生活面の支援も必要な方にとって、心強い選択肢となります。
また、外傷後ストレス障害はご本人だけでなく、ご家族にも不安や戸惑いを与えることがあります。
専門職が間に入ることで、ご家族の負担が軽減され、安心して支え合える関係を築きやすくなります。
一人や家族だけで抱え込まず、地域の支援や訪問看護を活用することが、安定した生活への近道です。
シンプレ訪問看護ステーションでは、外傷後ストレス障害を抱える方が地域で自分らしく暮らし続けられるよう、専門的な知識と経験をもとに支援を行っています。
お困りのことや不安がある場合は、どうぞお気軽にご相談ください。
ご相談の問い合わせはこちら▼
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