【拒食症の悩み】回復に向けての相談先や症状についてご紹介!
拒食症は、本人にとっても周囲にとっても辛い病気です。しかし、適切な支援を受けることで、回復に向けて一歩を踏み出すことができます。
今回この記事では、拒食症の方の相談先や、症状などについて解説します。
拒食症の方の相談先
拒食症でお悩みの方、または周囲で悩んでいる方がいる場合は、一人で抱え込まずに、まずは専門家に相談することが大切です。
相談先①:精神科
拒食症は、身体的な問題だけでなく、心の問題も大きく関わっているため、精神科での治療が重要です。
→症状に合わせて適切な薬が処方されます。
認知行動療法
→自分自身の考え方や行動パターンを見つめ直し、改善していきます。
栄養療法
→栄養が不足している状態を栄養バランスを整えることで改善する治療法です。
治療期間
→症状の重症度や個人差によって異なりますが、長期的な治療が必要となる場合が多いです。
入院治療
→拒食症が重症化し、生命の危険が迫っている場合に行われることがあります。
相談先②:保健所・精神保健福祉センター
保健センターや精神保健福祉センターでは下記のような支援を行っています。
→地域の医療機関や治療に関する情報を提供してくれます。
経済的な支援
→医療費の助成制度や、生活困窮者のための支援制度について相談できます。
その他
→地域の支援団体や自助グループの紹介なども行ってくれます。
相談先③:自助グループ
自助グループには同じ悩みを抱える方がいますので交流することで、孤独感を解消し、励まし合えます。
→治療法や生活の工夫など、様々な情報交換ができます。
社会的なつながり
→自助グループを通じて、社会とのつながりを維持することができます。
探し方
→主治医に相談する
→地域の保健所や精神保健福祉センターに問い合わせる
→インターネットで検索する
自助グループを探したい場合は、まずは情報収集が大切です。主治医に相談したり、地域の保健所や精神保健福祉センターに問い合わせたり、インターネットで検索したりして、自分に合ったグループを探してみましょう。
相談先④:家族会
そのほかにも家族会というものもあります。
→同じような悩みを持つ家族同士が集まり、お互いを支え合い、励まし合う場です。
情報交換
→同じような悩みを抱える家族同士が集まり、お互いの経験や情報を共有することができます。
悩み相談
→他の家族の経験談を聞き、自分の家族の状況を客観的に見ることができます。
そもそも拒食症とは?
拒食症は、神経性無食欲症とも呼ばれ、体重減少を極端に恐れる、または体重増加を過度に恐れるために、食事を拒否したり、過剰な運動をしたりする病気です。
単に「食べない」という問題だけでなく、心身に複雑な影響を与える精神疾患の一つです。
<拒食症の特徴的な症状>
→極端な食事制限や過度な運動により、体重が著しく減少します。
体重増加への恐怖
→体重が増えることへの恐怖感が強く、少しでも体重が増えると強い不安を感じます。
体型の歪んだ認識
→実際には痩せているにも関わらず、太っていると思い込み、自分の体を客観的に見ることができません。
過度の運動
→体重増加を防ぐために、過度な運動を繰り返します。
月経の停止
→女性の場合、栄養不足により月経が止まることがあります。
便秘
→低カリウム血症が原因となり、便秘になる
精神的な症状
→うつ症状、不安感、強迫症状などがみられます。
拒食症の方の訪問看護の活用について
訪問看護とは、病院や施設ではなく、ご自宅や施設で療養されている方が、安心して日常生活を送れるよう、看護師などが直接訪問し、医療や介護サービスを提供するものです。
拒食症への訪問看護の有効性
拒食症の方にとって、訪問看護は以下のようなメリットがあります。
自宅での治療
住み慣れた自宅で必要なケアを受けることができます。
個別性の高いケア
一人ひとりの状況や悩みに合わせた看護を受けることができます。
生活環境でのサポート
日常生活の中で、食事のサポートや運動の指導などの支援を受けることができます。
家族への支援
家族の悩みや不安に寄り添い、共に治療に取り組むことができます。
社会とのつながりの維持
外出が難しい場合でも、訪問看護師とのコミュニケーションを通じて、社会とのつながりを維持することができます。
拒食症への訪問看護でできること
訪問看護では、以下の様な支援が可能です。
栄養状態の改善
・食事の計画や調理のサポートを行います。
・食事の量や種類を少しずつ増やしていくための指導を行います。
・食に関する不安や誤った知識を修正し、食事に対する抵抗感を減らします。
体重管理
・定期的に体重測定を行い、栄養状態の変化を把握します。
・主治医の指示のもと、食事療法や運動療法などを指導します。
身体機能の維持・回復
・運動療法やリハビリテーションを行い、身体機能の低下を防ぎます。
・体力低下を防ぐための生活習慣の指導を行います。
精神的なケア
・精神的な症状を軽減するために、傾聴やカウンセリングを行います。
・コミュニケーションスキル向上のための訓練を行います。
・ストレス管理の方法を指導します。
家族への支援
・家族への相談やアドバイスを行い、治療への協力体制を築きます。
・家族間のコミュニケーションを円滑にするための支援を行います。
シンプレ訪問看護ステーションのご紹介
シンプレ訪問看護ステーションの特徴
シンプレ訪問看護ステーションでは、一人ひとりの患者様に寄り添い、心のケアを含めた包括的な訪問看護を提供しています。
看護師や作業療法士が、ご自宅に伺い、症状の観察や服薬管理、生活習慣の改善など、様々なサポートを行います。
栄養状態の改善、身体機能の回復、そして精神的な安定を目指し、患者様一人ひとりの目標達成をサポートします。ご自宅での療養をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
シンプレ訪問看護ステーションの対応エリア
-
<東京都>
・東京23区
※足立区、荒川区は1部エリアとなります。
・西東京市
・三鷹市
・調布市
・武蔵野市
・府中市※1部エリア
・東久留米市※1部エリア
<埼玉県>
・和光市
・朝霞市
・戸田市※1部エリア
・川越市※1部エリア
・新座市※1部エリア
・川口市※1部エリア
シンプレ訪問看護ステーションの対応地域はおもに上記が中心で、訪問活動をおこなっています。該当エリアにお住まいの方はぜひご検討ください。
また上記以外のエリアにお住まいでも、対応できる場合がございますので、一度当社スタッフへご相談ください。
サービス内容を詳しく聞きたい、スケジュールの相談なども承っております。電話やメールなどで相談を受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。
ご相談の問い合わせはこちら▼
まとめ
拒食症は、心と体が辛い病気ですが、適切な治療を受けることで、回復していくことができます。一人で悩まず、まずは周りの人に相談したり、専門機関に連絡してみましょう。
精神科や、地域の保健所・精神保健福祉センター、自助グループ、家族会など、相談できる様々な場所があります。その一つとして、ご自宅で専門的なケアを受けられる訪問看護もご検討ください。
治療には時間がかかるかもしれませんが、焦らず、少しずつでも回復を目指しましょう。シンプレ訪問看護ステーションでは、拒食症でお悩みの方をサポートしています。お気軽にご相談ください。
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