慢性疲労症候群の克服をサポート|あなたに寄り添う相談窓口をご紹介

原因不明の強い疲労感が長期間続く慢性疲労症候群(CFS)。適切な診断や治療が難しく、日常生活に大きな支障をきたすことも少なくありません。
そのため、早めの相談とサポートが重要です。
しかし、「どこに相談すれば良いのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、慢性疲労症候群の方が相談できる窓口を紹介するとともに、訪問看護の活用方法についても解説します。
慢性疲労症候群でお悩みの方やご家族の方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。
慢性疲労症候群の方の相談先
慢性疲労症候群の方が相談できる窓口はいくつかあります。症状に応じて適切な機関を利用しましょう。
病院受診
まずは「内科」で相談しよう
慢性的な疲労が続く場合、最初に受診するべきなのは 内科(一般内科・総合内科) です。
疲れやだるさの原因には、感染症・甲状腺異常・貧血などさまざまな疾患が関係していることもあります。そのため、まずは内科で検査を受け、他の病気が原因ではないかを確認することが重要です。
総合内科がある病院なら、複数の診療科の視点から診てもらえるので安心!
神経内科 – 脳や神経の異常が関係しているかも
慢性疲労症候群は、脳や神経の異常が影響している可能性があると言われています。
こんな症状がある方は 神経内科 を受診するのもおすすめです。
- 頭がぼーっとする、思考力が低下している
- 筋肉や関節が痛む
- 疲れやすく、体を動かすのがつらい
神経系のトラブルが関係している場合、神経内科で適切な検査や診断を受けられることがあります。
心療内科・精神科 – ストレスやメンタルの影響も
慢性疲労症候群は、うつ病や不安障害と似た症状が出ることもあります。
- 気持ちが沈みがちで、何をするにも億劫
- 眠れない、または寝ても疲れが取れない
- 強いストレスを感じることが多い
このような精神的な症状が強い場合は、心療内科や精神科での相談が有効です。精神面のサポートを受けることで、症状の改善につながることもあります。
リウマチ科(膠原病内科) – 免疫系の異常が原因かも
慢性疲労症候群と似た症状を引き起こす病気に リウマチや膠原病 があります。
- 関節の痛みや腫れがある
- 微熱が続いている
- 倦怠感に加え、手足がこわばる感じがする
このような症状がある場合は、リウマチ科(膠原病内科)での診察が必要になることがあります。
専門外来(疲労外来・慢性疲労症候群外来)で専門的な診療を受ける
最近では、一部の大学病院や大規模病院で 「疲労外来」「慢性疲労症候群外来」 が設置されていることがあります。
こうした外来では、慢性疲労症候群の専門医が診察を行い、適切な治療を提案してくれます。
ただし、専門外来は全国的に数が少ないため、事前に病院の情報を調べてから受診を検討すると良いでしょう。
地域の保健所や精神保健福祉センター
保健所や精神保健福祉センターでは、健康に関する相談を受け付けており、慢性疲労症候群についても相談可能です。
専門の医療機関や、利用できる制度について情報提供を受けることができます。
精神保健福祉センターでは、精神疾患や心の健康に関する相談に加え、医療費助成制度や福祉サービスの案内、カウンセリングなども受けられます。
市町村の福祉窓口
日常生活を送る上で困難を感じている場合は、福祉窓口にご相談ください。様々な支援が受けられます。
障害者手帳の取得支援
日常生活に支障が出ている場合、取得すると、医療費助成や公共交通機関の割引などが利用できる障害者手帳の申請が可能なことがあります。
生活支援サービス
ヘルパー派遣や家事支援サービスなど、日常生活をサポートするサービスもあります。
経済的支援
生活困窮者支援制度や障害年金など、経済的な支援策に関する情報提供も行っています。
訪問看護ステーション
自宅での療養を希望される場合は、訪問看護サービスの利用も検討できます。
専門の看護師が自宅を訪問し、必要なケアやアドバイスを提供します。
訪問看護について詳しくは、後述します。
そもそも慢性疲労症候群とは?
慢性疲労症候群(CFS)は、原因不明の強い疲労感が長期間(6ヶ月以上)続く病気です。
単なる疲れとは異なり、休息や睡眠をとっても回復せず、日常生活に支障をきたすのが特徴です。
主な症状には以下のようなものがあります。
- 強い疲労感
- 頭痛や筋肉痛
- 集中力や記憶力の低下
- 睡眠障害
- 微熱やのどの痛み
原因はまだ明確に解明されておらず、ウイルス感染や免疫異常、ストレスなどが関与していると考えられています。
慢性疲労症候群は、症状が多様で他の疾患との区別が難しいため、診断が難しい病気です。専門医による詳細な問診や検査が必要となります。
慢性疲労症候群の方の訪問看護の活用について
慢性疲労症候群への訪問看護の有効性
慢性疲労症候群の方にとって、外出は大きな負担となることがあります。自宅で医療や看護のサポートを受けられる訪問看護は患者様の味方となります。
通院すら困難な場合、医師と連携し、訪問看護を利用することで、自宅で体調管理や日常生活のサポートだけでなく、精神的なケアも行うことができます。
慢性疲労症候群の方への訪問看護でできること
訪問看護では、以下のような支援を受けることができます。
訪問看護を活用することで、無理なく自宅で療養を続けることができ、症状の悪化を防ぐことが可能になります。
血圧や体温の測定
疲労状態や症状の観察
必要に応じた医師との連携
➁生活支援
・体調に合わせた生活リズムのアドバイス
・栄養管理のサポート
・睡眠環境の改善指導
③リハビリ・運動支援
・無理のない範囲でのストレッチや運動指導
・筋力低下を防ぐためのケア
④メンタルケア
・不安やストレスの軽減支援
・家族へのアドバイスや相談対応
⑤医療機関との連携
・必要に応じた病院への受診支援
・医師や専門職との情報共有
病状の悪化を防ぎながら、少しずつ生活の質を向上させるための支援が可能です。
シンプレ訪問看護ステーションのご紹介
シンプレ訪問看護ステーションの特徴
看護師や作業療法士がご自宅を訪問し、心のケアを含めた総合的な支援をいたします。
医師や医療機関、地域の関係機関と連携し、多角的な視点から患者様を支えます。
症状の悪化を防ぎ、患者様が安心してご自宅で過ごせるよう、日常生活を支援し、アドバイスや、慢性疲労症候群に伴う不安や孤独感を軽減するため、精神的なサポートも行います。
シンプレでは、患者様の「その人らしさ」を尊重し寄り添う看護を提供します。
シンプレ訪問看護ステーションの対応エリア
-
<東京都>
・東京23区
※足立区、荒川区は1部エリアとなります。
・西東京市
・三鷹市
・調布市
・武蔵野市
・府中市※1部エリア
・東久留米市※1部エリア
<埼玉県>
・和光市
・朝霞市
・戸田市※1部エリア
・川越市※1部エリア
・新座市※1部エリア
・川口市※1部エリア
シンプレ訪問看護ステーションの対応地域はおもに上記が中心で、訪問活動をおこなっています。該当エリアにお住まいの方はぜひご検討ください。
また上記以外のエリアにお住まいでも、対応できる場合がございますので、一度当社スタッフへご相談ください。
サービス内容を詳しく聞きたい、スケジュールの相談なども承っております。電話やメールなどで相談を受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。
ご相談の問い合わせはこちら▼
まとめ
慢性疲労症候群は、長期にわたる強い倦怠感が続く病気であり、適切な診断と治療が不可欠です。
しかし、どこに相談すればよいか分からず、お困りの方も多いのではないでしょうか。
相談先としては、精神科や心療内科、保健所や福祉窓口などが挙げられます。少しでも安心して日々を過ごせるよう、適切な相談先やサポートを活用しましょう。
シンプレ訪問看護ステーションでは、慢性疲労症候群の方々が地域社会で安心して生活できるよう、ご自宅での生活を支援いたします。
お困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。
ご相談の問い合わせはこちら▼
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