認知症の一人暮らしは可能?支援と費用|シンプレ訪問看護
離れて暮らす親が認知症と診断されたとき、多くのご家族が最初に考えるのが「このまま一人暮らしを続けて大丈夫だろうか」ということではないでしょうか。火の始末、薬の飲み忘れ、お金の管理。心配を挙げればきりがなく、かといってすぐに同居や施設を決められるわけでもありません。じつは認知症のある人のうち、4〜5人に1人が一人暮らしという推計もあり、これは決して例外的な状況ではありません。この記事では、認知症の一人暮らしで起こりやすい困りごとから、備えておけること、使える介護保険サービスや相談窓口、費用の目安、そして訪問看護ができる支えまでを順に整理していきます。
認知症の一人暮らしをめぐる現状

認知症の一人暮らしは、いまや特別なケースではありません。単身の高齢者世帯そのものが増え続けており、そのなかで認知症と診断される方も年々増えています。まず知っておきたいのは、同じ状況にある人が全国に大勢いて、そのための支援の仕組みも少しずつ整えられてきたということです。「うちだけが特殊な事情を抱えている」と思い込まずに済むだけでも、相談への一歩は軽くなります。
一人暮らしの高齢者が増えている背景
高齢者のいる世帯では、単独世帯と夫婦のみの世帯が占める割合が年々増えています。子ども世帯と離れて暮らすことが一般的になったこと、平均寿命がのびたことなどが重なり、85歳以上で一人暮らしが増える勢いが特に大きいとされています。いま配偶者と二人で暮らしていても、どちらかが先に亡くなればその日から一人暮らしになります。認知症の一人暮らしは、ある日突然「自分の家の話」になりうるテーマだといえます。
認知症のある人のうち一人暮らしが占める割合
厚生労働科学研究の推計では、一人暮らしの認知症高齢者は2025年に約147万人、2040年には約181万人に達すると見込まれています。認知症高齢者全体に占める割合でみると2025年の段階で約22%で、4〜5人に1人が一人暮らしという計算になります。年齢が上がるほどこの割合は高くなり、85歳以上では男性の7%、女性の14%が一人暮らしの認知症高齢者になると予測されています。数字だけを見ると不安になりますが、それだけ多くの家庭が同じ課題に向き合っているということでもあります。
離れて暮らす家族が抱えやすい不安
離れて暮らしていると、日々の様子が見えません。電話では「大丈夫」と答えるのに、帰省してみると冷蔵庫に同じ食品がいくつも入っている、薬が残っている、郵便物が積み上がっている——そんな形で変化に気づくことが多いものです。見えないぶん、想像で不安がふくらみやすいのが遠距離介護の難しさです。だからこそ、家族だけで抱え込まずに、地域で本人を見てくれる目を増やしていく発想が役に立ちます。
認知症の一人暮らしで起こりやすい困りごと

認知症の一人暮らしで家族が心配するポイントは、だいたい共通しています。火の元、薬、食事、外出です。いずれも「本人の努力が足りない」から起こるのではなく、記憶や見当識といった脳のはたらきの変化によって起こるものだとされています。責める必要はありません。何が起こりやすいかを先に知っておくと、備え方も具体的になります。
火の不始末や戸締まりが気がかりになる
コンロの火を消したか思い出せない、鍋を火にかけたまま別のことを始めてしまう。こうした場面は、認知症の初期からみられることがあります。戸締まりや電気の消し忘れも同様です。本人を注意しても再発は防ぎにくいため、電磁調理器への切り替えや、自動で消火する機能のあるコンロを検討するなど、環境の側を変える方が現実的だとされています。
薬の飲み忘れや飲み間違いが起こりやすい
一人暮らしでいちばん見えにくいのが服薬です。飲んだことを忘れて重ねて飲んでしまう、逆に何日分もそのまま残っている、といったことが起こります。高血圧や糖尿病の薬が乱れると、体調そのものが崩れることにつながります。薬局で一包化してもらう、日付入りの薬ケースを使うなどの工夫に加えて、訪問看護や訪問介護が入って様子を確認する形にすると、変化に早く気づきやすくなります。
食事や水分がかたよりやすくなる
買い物や調理の手順が難しくなると、同じものばかり食べたり、食事そのものを抜いてしまったりすることがあります。食べたこと自体を忘れて何度も食べる場合もあります。また、のどの渇きを感じにくくなることもあり、夏場は気づかないうちに脱水が進むことがあります。体重が落ちてきた、冷蔵庫の中身が偏っているといった変化は、生活を見直すサインとして受け止めておきたいところです。
外出先で道がわからなくなることがある
見当識の障害が進むと、通い慣れた道でも自分がどこにいるかわからなくなることがあります。散歩に出たまま帰れなくなり、警察に保護されて家族に連絡が入る、というケースも珍しくありません。外出そのものを止めてしまうと生活の張りが失われるため、止めるより備えるという考え方が大切です。連絡先を書いたカードを持ち歩く、衣類や靴に名前を入れる、地域の見守りネットワークに登録しておくといった方法があります。
認知症の一人暮らしで心配になるお金や契約のこと

認知症の一人暮らしで、生活そのものと同じくらい相談が多いのがお金の問題です。支払いが滞る、通帳が見つからない、不要な契約をしてしまう。お金のトラブルは生活の土台をゆるがすため、早めに支える仕組みを知っておくと安心です。家族が全部を肩代わりしなくても、公的な仕組みで支えられる部分があります。
支払いや通帳の管理が難しくなる
電気やガスの引き落とし残高が足りない、督促状が届いている、通帳や印鑑をしまい込んで見つけられない。こうしたことは判断力や記憶の変化によって起こります。しまい忘れが「盗られた」という訴えにつながることもありますが、これも症状のひとつとされています。まずは支払いを口座振替や自動引き落としにまとめる、通帳の保管場所を一つに決めるといった単純化から始めると、混乱が減ります。
訪問販売や電話勧誘の被害にあいやすい
一人暮らしだと、契約の場面に相談できる相手がいません。高額なリフォームや健康食品の定期購入など、必要のない契約をしてしまう例が報告されています。同じ商品が何箱も届いている、見慣れない請求書があるといったときは、消費生活センターにすぐ相談してよい場面です。クーリング・オフなどで解約できる場合もあるため、あきらめずに窓口へつなぎましょう。
お金の管理を支えてもらえる仕組み
判断能力が不十分になってきた方の日常的なお金の管理を支える公的な仕組みとして、社会福祉協議会が行う日常生活自立支援事業があります。福祉サービスの利用手続きの援助に加えて、預金の払い戻しや公共料金の支払いといった日常的な金銭管理、定期的な訪問による見守りまでを担う事業です。さらに判断能力の低下が進んだ場合には、成年後見制度によって財産管理や契約を支える形もあります。どちらが合うかは状況によって変わるので、地域包括支援センターや社会福祉協議会に相談しながら決めていくのが現実的です。
認知症の一人暮らしを続けるために備えておきたいこと

認知症の一人暮らしを支えるうえで大切なのは、本人の力を奪わずに、危ないところだけを支えるという考え方です。何もかも家族が代わりにやってしまうと、できていたことまで早く手放してしまうことがあります。支える人と仕組みを増やしていくことが、結果として本人の暮らしを長く保つことにつながります。
見守りの目を増やす工夫
家族だけで見守ろうとすると、どうしても限界があります。介護保険のサービスで週に何回か人が入る形にする、配食サービスを利用して手渡しで安否を確認してもらう、自治体の見守りネットワークや民生委員につながっておく。複数の目が入っていれば、誰かが変化に気づけます。センサーやカメラなどの機器も選択肢ですが、本人が納得しないまま設置すると不信につながることがあるため、使い方は話し合って決めるのが望ましいでしょう。
薬の管理を支える工夫と相談先
薬の管理は、道具の工夫と人の関わりを組み合わせると安定しやすくなります。薬局に相談すれば、複数の薬を1回分ずつまとめる一包化や、日付の印字に対応してもらえることがあります。薬剤師が自宅を訪問して薬を整理する居宅療養管理指導という仕組みもあります。飲み方の変更を判断するのは主治医で、訪問看護は残薬や体調の様子を確認して主治医へ報告する役割を担います。「飲めていない」ことを責めずに、仕組みで支えるのが基本です。
食事と生活のリズムを整える支え
食事は、栄養だけでなく生活のリズムをつくる役割も持っています。配食サービスを使う、訪問介護のヘルパーに買い物や調理を手伝ってもらう、デイサービスで昼食をとる。こうした形で決まった時間の予定が入ると、昼夜の逆転を防ぎやすくなります。掃除や買い物といった生活援助はヘルパーの領域なので、ケアマネジャーに相談してケアプランに組み込んでもらいましょう。
住まいの安全を見直す
転倒や火災を防ぐには、住まいそのものを見直すのが効果的です。手すりの取り付けや段差の解消は、介護保険の住宅改修で費用の一部がまかなえる場合があります。あわせて、コンロを電磁調理器に替える、暖房を自動で切れるものにする、玄関に鍵のかけ忘れを防ぐ工夫をするといった対策も検討できます。環境を整えるだけで防げる事故は多いとされています。どこから手をつけるか迷ったときは、ケアマネジャーや福祉用具の専門相談員に一度見てもらうと判断しやすくなります。
認知症の一人暮らしを見直すきっかけになるサイン

認知症の一人暮らしを考えるとき、多くの家族が知りたいのは「いつまで続けられるのか」という点です。ただ、そこに一律の基準はありません。同じ診断名でも、住まいの環境や支援の入り方によって状況は大きく変わります。目安になる変化をいくつか押さえておき、気になったらそのつど専門職に相談する、という進め方が現実的です。
食事や服薬が続けられなくなってきたとき
体重が目に見えて減った、処方どおりに薬が飲めていない、持病の数値が乱れてきた。こうした変化は、いまの支援の量では足りなくなってきたサインとして受け止められます。まず考えたいのは支援を足すことで、住まいを変えることだけが答えではありません。訪問の回数を増やす、デイサービスの日数を増やすといった調整で持ち直すことも多くあります。
地域や近隣とのやりとりで困りごとが増えたとき
ごみの出し方が分からなくなる、同じ用件で近所を何度も訪ねる、夜間に外に出てしまう。こうした場面が続くと、本人の安全面でも、地域との関係の面でも負担が大きくなります。近隣の方から連絡が入るようになったら、地域包括支援センターに状況を共有しておくと、見守りや支援の調整につながります。家族だけで対応しようとすると疲れきってしまうので、早めに第三者を入れるのが得策です。
施設だけが次の選択肢ではない
一人暮らしが難しくなってきたときの選択肢は、同居か施設か、の二択ではありません。通い・訪問・泊まりを同じ事業所で組み合わせられる小規模多機能型居宅介護、24時間の対応が受けられる定期巡回・随時対応型訪問介護看護、少人数で暮らすグループホームなど、住まいと支援の組み合わせには幅があるとされています。どれが向いているかはケアマネジャーと一緒に検討していけます。
本人の気持ちを大切にしながら話し合う
暮らし方の見直しは、本人にとって「これまでの生活を手放す」話でもあります。心配のあまり家族が先に結論を出してしまうと、かえって拒否が強まることがあります。本人の希望を先に聞くことから始め、判断が難しくなる前に、どこで誰と暮らしたいかを言葉にしておいてもらうと、あとの選択が進めやすくなります。話し合いに第三者が入ると、感情的になりにくいという利点もあります。
認知症の一人暮らしで使える介護保険サービスと相談先

認知症の一人暮らしを支える中心になるのは介護保険です。65歳以上で要介護認定を受ければサービスを利用でき、40歳から64歳でも初老期認知症なら対象になります。認知症は介護保険の16特定疾病に含まれているため、若年性の場合も要介護認定を受けることで訪問介護やデイサービスなどを利用できます。手続きが難しく感じられても、窓口の職員が順を追って案内してくれます。
まず地域包括支援センターに相談する
どこに相談すればよいか分からないときの入口が、地域包括支援センターです。市区町村が設置する高齢者の総合相談窓口で、保健師・社会福祉士・主任ケアマネジャーなどの専門職が配置されています。相談は無料で、本人以外に家族や近隣の方からの相談も受け付けています。財産管理や成年後見制度といった権利擁護の相談にも対応しているため、まずはここに現状を伝えるところから始めるとスムーズです。
要介護認定を受けるまでの流れ
介護保険のサービスを使うには、市区町村への申請が必要です。申請後、調査員が自宅を訪問して心身の状況を確認し、主治医の意見書とあわせて審査され、要支援1〜要介護5の区分が決まります。結果が出るまでは原則30日以内が目安です。申請は家族や地域包括支援センターでも代行できるので、離れて暮らしていても手続きを進められます。認定が出たらケアマネジャーがケアプランを作り、サービスの利用が始まります。
自宅で受けられる介護保険サービス
一人暮らしを支えるサービスには、次のようなものがあります。
- 訪問介護(ヘルパー)……買い物・調理・掃除などの生活援助、身体介護
- 通所介護(デイサービス)・認知症対応型通所介護……日中の居場所と入浴、食事
- 訪問看護……体調や服薬の確認、医療的なケア、主治医への報告
- 小規模多機能型居宅介護……通い・訪問・泊まりを同じ事業所で組み合わせる
- 定期巡回・随時対応型訪問介護看護……短時間の訪問と24時間の連絡対応
- 福祉用具貸与・住宅改修……手すりや段差解消などの環境整備
どれをどう組み合わせるかは、本人の状態と希望をふまえてケアマネジャーが調整します。一人暮らしの場合は、生活援助と見守りを兼ねられるサービスが軸になることが多いといえます。
認知症初期集中支援チームによる訪問支援
「受診を勧めても本人が拒む」「介護保険の申請にも応じてくれない」という段階で頼れるのが、認知症初期集中支援チームです。地域包括支援センターなどに設置され、医師と医療・介護の専門職がチームで自宅を訪問し、受診や介護サービスの利用に向けて、おおむね6か月をめどに集中的に支援します。まだ何も始まっていない段階でも相談できるのが特徴で、40歳以上で在宅で暮らしている方が対象です。本人だけでなく家族や近隣の方からの相談も受け付けています。
認知症の一人暮らしでかかる費用の目安

認知症の一人暮らしを支えるうえで、費用は避けて通れない心配ごとです。介護保険のサービスは全額を負担するわけではなく、かかった費用の1割から3割が自己負担という形になります。さらに、負担が一定額を超えた分は払い戻される仕組みもあります。以下は2026年9月時点の制度をもとにした目安で、最新の内容は各窓口でご確認ください。
介護保険サービスの自己負担の考え方
自己負担の割合は所得によって決まり、多くの方は1割です。合計所得金額が一定以上の方は2割、現役並みの所得がある方は3割になります。また、要介護度ごとに1か月に介護保険を使えるサービス量の上限(区分支給限度基準額)が決められています。
| 要介護度 | 1か月の支給限度基準額 | 1割負担のときの目安 |
|---|---|---|
| 要支援1 | 5,032単位(約50,320円) | 約5,000円 |
| 要支援2 | 10,531単位(約105,310円) | 約10,500円 |
| 要介護1 | 16,765単位(約167,650円) | 約16,700円 |
| 要介護2 | 19,705単位(約197,050円) | 約19,700円 |
| 要介護3 | 27,048単位(約270,480円) | 約27,000円 |
| 要介護4 | 30,938単位(約309,380円) | 約30,900円 |
| 要介護5 | 36,217単位(約362,170円) | 約36,200円 |
真ん中の列はサービス費用の総額の上限で、支払う金額ではありません。実際に窓口で支払うのは、右の列にあたる1割から3割の部分です。限度額まで使い切る方は多くありません。
もうひとつ知っておきたいのが、介護保険の費用が金額ではなく「単位」で計算されることです。1単位あたりの単価は、人件費の地域差を反映するために地域とサービスの種類ごとに決められていて、10円から11円台まで幅があります。上の表は1単位=10円で換算した目安なので、都市部ではこれより高くなります。たとえば東京23区は上乗せが最も大きい1級地にあたり、訪問看護や訪問介護は1単位11.40円で計算されます。住んでいる市区町村で金額が変わるため、正確な負担額はケアマネジャーが作るケアプランや事業所の重要事項説明書でご確認ください。
負担が重くなったときに使える仕組み
1か月の自己負担が高くなった場合は、高額介護サービス費という制度で上限を超えた分が払い戻されます。上限は所得によって分かれており、市区町村民税が課税されている一般的な世帯では月44,400円、住民税非課税の世帯では月24,600円、そのなかでも収入の少ない方や生活保護を受けている方は月15,000円などとなっています。負担割合が2割や3割の方でも上限の考え方は同じで、月々の支払いはこの金額で止まります。医療費と介護費の両方がかさむ世帯には、高額医療・高額介護合算療養費という仕組みもあります。
医療や公費で負担が軽くなる場合
通院や入院の医療費については、1か月の自己負担に所得別の上限を設ける高額療養費制度があります。生活保護を受けている場合は介護扶助や医療扶助の対象となり、自己負担が生じない扱いになります。申請しないと戻らない制度が多いので、該当しそうなときは市区町村の窓口やケアマネジャー、病院の医療ソーシャルワーカーに確認してください。どの制度が使えるかを一つずつ調べるのは大変ですが、窓口の職員が整理して案内してくれます。自治体独自の紙おむつ支給や配食の助成などもあるため、あわせて聞いてみるとよいでしょう。
認知症の一人暮らしを支える訪問看護の役割

認知症の一人暮らしでは、生活の支援と同じくらい「体調の変化に誰かが気づけるか」が大切になります。訪問看護は、看護師などが定期的に自宅を訪問して健康状態を確認し、必要な情報を主治医やケアマネジャーへつなぐサービスです。一人でいる時間の変化に気づく目として機能する点が、一人暮らしの方にとって心強い部分だといえます。
体調の変化や服薬の様子を見守る
訪問時には、血圧や体温などの確認に加えて、食事や睡眠の様子、残っている薬の量、皮膚や足の状態などを見ていきます。認知症のある方は体調の不調を言葉で訴えにくいことがあり、いつもと違うという気づきが早期発見につながります。持病の管理や医療的な処置が必要な場合も、主治医の指示にもとづいて対応します。
主治医やケアマネジャーへの橋渡し
訪問看護は主治医が交付する訪問看護指示書にもとづいて行われ、治療やケアの方法を決めるのは主治医です。看護師は観察した内容を主治医へ報告し、必要に応じて受診のタイミングを一緒に考えます。ケアマネジャーとも情報を共有するので、ヘルパーやデイサービスを含めた支援全体が本人の状態に合わせて調整されやすくなります。
離れて暮らす家族への連絡と相談
遠方に住むご家族にとっては、定期的に第三者が自宅に入って様子を伝えてくれること自体が支えになります。介助の方法や生活の困りごとについて相談できる相手ができ、一人で判断しなくてよくなるという安心感もあります。なお、掃除や買い物などの生活援助は訪問介護(ヘルパー)の役割になるため、必要に応じてケアマネジャーへつなぎ、役割を分け合いながら支えていきます。
訪問看護を始めるときの流れ
認知症で要介護認定を受けている場合、訪問看護は原則として介護保険が優先されます。ケアマネジャーに相談してケアプランに位置づけてもらい、主治医から指示書を出してもらう流れが一般的です。要介護認定を受けていない場合や、病状によっては医療保険の適用になることもあります。どちらになるかは相談のなかで整理されるので、まずはケアマネジャーや訪問看護ステーションに問い合わせて構いません。訪問の回数や時間は、本人の状態と希望をふまえて相談のうえ決まります。
認知症の一人暮らしを支えるシンプレ訪問看護ステーション

認知症の一人暮らしを続けていくには、体調の変化に気づける人と、生活を支える人の両方が必要です。シンプレ訪問看護ステーションでは、ご本人のペースを大切にしながら、定期的な訪問で健康状態を確認し、ご家族やケアマネジャー、主治医と情報を共有しています。離れて暮らすご家族からのご相談も受け付けています。
シンプレ訪問看護ステーションの特徴
シンプレ訪問看護ステーションは、看護師や理学療法士・作業療法士などの専門職がご自宅へうかがい、体調の確認、服薬の様子の確認、生活のなかでの困りごとの相談に対応しています。認知症のある方の場合、これまでの生活のしかたやこだわりを一緒に確認しながら、少しずつ関係をつくっていくことを大切にしています。できていることは無理に取り上げないという姿勢で、必要なところだけを支える関わりを心がけています。介護保険・医療保険のどちらの利用についても、ケアマネジャーや主治医と連携しながら進めていきます。
シンプレ訪問看護ステーションの対応エリア
- 東京23区
- 立川市
- 武蔵野市
- 三鷹市
- 府中市
- 昭島市
- 調布市
- 西東京市
- 小金井市
- 小平市
- 日野市
- 東村山市
- 国分寺市
- 国立市
- 福生市
- 狛江市
- 東大和市
- 清瀬市
- 東久留米市
- 武蔵村山市
- 多摩市
- 稲城市
- 和光市
- 朝霞市
- 志木市
- さいたま市
- 蕨市
- 川越市
- ふじみ野市
- 所沢市
- 川口市
- 戸田市
- 富士見市
- 新座市
シンプレ訪問看護ステーションの対応地域はおもに上記が中心で、訪問活動をおこなっています。該当エリアにお住まいの方はぜひご検討ください。
また上記以外のエリアにお住まいでも、対応できる場合がございますので、一度当社スタッフへご相談ください。
サービス内容を詳しく聞きたい、スケジュールの相談なども承っております。電話やメールなどで相談を受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。
訪問の頻度は週1回から3回程度が目安で、状態によってはより多く伺う場合もあります。1回の訪問時間はおおむね30分から90分で、土曜・祝日の対応についてもご相談いただけます。ご本人だけでなく、離れて暮らすご家族からの「最近こんな様子で心配」といったご相談にも対応しています。※お受けできる内容は、時期・対応エリア・ご本人の状態によって異なり、医療的に重いケースなど一部対応できない場合もあります。まずはお問い合わせから対応可否をご確認ください。
ご相談の問い合わせはこちら▼
認知症の一人暮らしを支えるためにできることのまとめ

認知症の一人暮らしには、火の元や薬、お金の管理といった心配がついてまわります。ただ、その多くは本人の努力だけで解決するものではありません。環境を整え、関わる人を増やすことで支えられる部分が大きいテーマだといえます。
まずは地域包括支援センターに、いまの様子を伝えるところから始めてみてください。相談は無料で、ご本人以外に離れて暮らすご家族からでも受け付けています。介護保険の申請も代行してもらえるので、遠方にお住まいでも手続きを進められます。
暮らし方を見直す時期に、あらかじめ決まった線はありません。食事や服薬が続けられなくなってきた、地域とのやりとりで困りごとが増えてきた。そうした変化があったときは、住まいを変えることより先に、支援を足せないかを相談してみてください。
シンプレ訪問看護ステーションでは、定期的な訪問で体調や服薬の様子を確認し、主治医やケアマネジャー、ご家族と情報を共有しています。一人でいる時間の変化に気づく役割として、支えの一つに加えていただけます。どうぞお気軽にご相談ください。
ご相談の問い合わせはこちら▼
※本記事は2026年9月時点の一般的な情報をまとめたものです。制度の内容や保険のあつかいは年度の改定・地域・ご本人の状態により異なる場合があります。また、シンプレ訪問看護ステーションがお受けできる内容は、時期・対応エリア・ご本人の状態によって異なり、医療的に重いケースなど一部対応できない場合もあります。ご利用を検討される際は、お問い合わせから対応可否をご確認ください。参考:厚生労働科学研究成果データベース「独居認知症高齢者等が安全・安心な暮らしを送れる環境づくりのための手引き」、厚生労働省(介護保険制度・認知症初期集中支援推進事業・日常生活自立支援事業)、各自治体の介護保険および高額介護サービス費の案内。最新・正確な内容は各窓口でご確認ください。