摂食障害で悩んでいるあなたへ |一人で悩まないで!相談窓口をご案内
摂食障害は、心と身体に大きな負担をかけてしまう辛い病気です。一人で抱え込まずに、まずは誰かに相談してみませんか?
この記事では、摂食障害でお悩みの方や、ご家族の方に向けて、相談できる場所や、回復に向けての支援についてご紹介します。
摂食障害の方の相談先
摂食障害に悩む方やそのご家族が利用できる相談先は多岐にわたります。それぞれの特徴を理解し、状況に応じて適切に利用することが重要です。
精神科
精神科は、摂食障害の専門的な治療を行う場所です。
医師による診断のもと、患者様の状態に合わせた適切な治療計画が立てられます。
薬物療法や心理療法といった多角的なアプローチにより、症状の改善を目指します。
特に、摂食障害に特化した治療プログラムを提供している医療機関も増えており、より専門性の高い治療を受けることができます。
保健所・精神保健福祉センター
地域の保健所や精神保健福祉センターでは、摂食障害に関する悩み相談を受け付けています。
専門の相談員が、あなたの話を丁寧に聞き、治療機関の紹介や、生活上のアドバイスなど、さまざまなサポートを提供してくれます。
自助グループ
摂食障害の自助グループは、同じような悩みを抱える人たちが集まり、お互いを励まし合い、支え合う大切な場所です。
ここでは、自分の経験を話し合ったり、他の人たちの話を聞いたりすることで、孤独感を解消し、回復へのモチベーションを高めることができます。
また、具体的な対処法や役立つ情報を交換し合うことで、より良い治療へとつながります。
家族会
摂食障害を抱えるご家族は、お子様のことで様々な不安や悩みを抱えていることと思います。
そんな時、家族会は、同じような経験をしている人たちとつながり、他の家族の話を聞き、自分自身の状況を客観的に見ることができたりと、お互いを支え合うことができる貴重な場所です。
家族会によって、活動内容や雰囲気は様々です。事前に、主治医や地域の保健所や精神保健福祉センターに相談し、ご自分に合った家族会を選ぶようにしましょう。
そもそも摂食障害とは?
摂食障害は、食事や体重、体型に対する強いこだわりが原因で、健康を害してしまう病気です。
食事の量を極端に制限したり、逆に食べ過ぎてしまったり、食べ物を吐き出したりするなどの行動が見られます。
神経性無食欲症(拒食症)
拒食症は、体重増加への強い恐怖や自己像の歪みにより、極端な食事制限を行う疾患です。食事を極端に減らすことで、著しい体重減少や深刻な栄養不足が引き起こされます。
また、自己評価が体型や体重に過剰に結びついている場合が多く、本人は体重が減少してもなお痩せていないと感じることがあります。
結果として、心臓や内臓機能の低下、骨粗鬆症、免疫力の低下などの身体的問題が生じる可能性があり、重症化すると命に関わることもあります。心理的側面と身体的側面の両方からの治療が求められる疾患です。
神経性過食症(過食症)
過食症は、短時間で大量の食べ物を食べてしまう「過食」と、それを後悔して嘔吐や下剤の使用などの行為を繰り返すことを特徴とする病気です。
過食の時には、まるで自分が食べ物をコントロールできないような感覚になり、止めようと思っても止められません。
この過食行為は、ストレスや感情的な苦しみから一時的に逃れようとする行動である場合が多く、その後には強い罪悪感や自己嫌悪に襲われます。
過食によって体重が増えることを恐れるため、嘔吐をしたり、下剤を飲んだり、激しい運動をしたりして、食べたものを体外に出そうとします。
このような行為を繰り返すことで、歯を傷つけたり、体に負担をかけたりすることがあります。
過食性障害(BED)
過食性障害は、過食を繰り返す病気です。しかし神経性過食症(過食症)とは違い、嘔吐や下剤の使用といった代償行動は伴いません。
症状には、満腹感を超えて食べ続けることや、他人に見られることへの恥ずかしさから隠れて食べることが特徴的です。
摂食障害全般に共通しているように、心理療法などの適切な支援が回復の鍵となります。
摂食障害の方の訪問看護の活用について
訪問看護は、摂食障害の方やそのご家族が自宅で一人一人に合わせた支援を受けられるサービスです。
摂食障害への訪問看護の有効性
訪問看護は、ご自宅で療養を希望される摂食障害の患者様にとって、専門的なケアを受けながら、安心して療養生活を送ることができる選択肢の一つです。
例えば、患者様一人ひとりの状態や生活環境に合わせたケアを提供します。例えば、食事に関する不安を解消するためのカウンセリングや、栄養バランスの取れた食事のサポート、運動療法などです。
また、ご家族へのサポートも行なっており、患者様とご家族が一緒に回復を目指せるよう、アドバイスや指導を行います。
訪問看護を受けることで、患者様は専門家のサポートを受けながら、自分のペースで治療を進めることができます。
摂食障害の方への訪問看護でできること
訪問看護では、以下のような支援が行われます。
→体重や栄養状態のモニタリングを通じて健康状態を把握。
心理的サポート
→不安やストレスを軽減するためのカウンセリングや傾聴。
家族への支援
→摂食障害に関する情報提供や対応方法のアドバイス。
医療機関との連携
→通院が難しい場合の橋渡しや医療情報の共有。
「訪問看護」は、医療スタッフがご自宅に伺い、患者様一人ひとりのペースに合わせて、心のこもったケアを提供するサービスです。
摂食障害の治療では、ご自宅でも療養できる環境が大切です。訪問看護は、そんな患者様を、専門的な知識と温かい心でサポートします。
シンプレ訪問看護ステーションのご紹介
シンプレ訪問看護ステーションの特徴
シンプレ訪問看護ステーションでは、精神科に特化した訪問看護を提供しており、摂食障害の患者様に対しても、一人ひとりの状態に合わせた訪問看護を提供しています。
看護師や作業療法士が、患者様の自宅に訪問し、食事のサポートや心のケアなど、様々な角度から支援いたします。
患者様やご家族の不安に寄り添い、共に歩むことを大切にし、主治医や他の医療機関とも連携しながら、より良い療養生活を送れるようサポートいたします。
シンプレ訪問看護ステーションの対応エリア
-
<東京都>
・東京23区
※足立区、荒川区は1部エリアとなります。
・西東京市
・三鷹市
・調布市
・武蔵野市
・府中市※1部エリア
・東久留米市※1部エリア
<埼玉県>
・和光市
・朝霞市
・戸田市※1部エリア
・川越市※1部エリア
・新座市※1部エリア
・川口市※1部エリア
シンプレ訪問看護ステーションの対応地域はおもに上記が中心で、訪問活動をおこなっています。該当エリアにお住まいの方はぜひご検討ください。
また上記以外のエリアにお住まいでも、対応できる場合がございますので、一度当社スタッフへご相談ください。
サービス内容を詳しく聞きたい、スケジュールの相談なども承っております。電話やメールなどで相談を受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。
ご相談の問い合わせはこちら▼
まとめ
摂食障害は、心身に大きな負担をかけますが、適切な治療を受けることで、回復できる病気です。一人で悩まず、まずは一歩を踏み出してみませんか。
この記事でご紹介した、精神科、保健所・精神保健福祉センター、自助グループ、家族会といった相談窓口や、訪問看護のような在宅でのケアなど、様々な支援があります。
訪問看護では、ご自宅に看護師が伺い、一人ひとりの状況に合わせたケアを提供します。食事のサポートや心のケアなど、様々な側面からサポートし、回復を後押しします。
まずは、信頼できる人に相談したり、専門の機関へ連絡してみましょう。そして、自分に合った支援方法を見つけて、治療を進めていきましょう。
シンプレ訪問看護ステーションでは、摂食障害でお悩みの方を温かくサポートします。お気軽にご相談ください。
ご相談の問い合わせはこちら▼
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