自律神経ってなに？分かりやすく解説

自分の意思とは関係なく24時間働き続ける自律神経。自律神経は、昼間に活発になる交感神経と夜に活発になる副交感神経があります。

不規則な生活やストレスなどで、この2つのバランスが崩れると自律神経の乱れに繋がります。その状態が続くと体に不調が出てしまうことも。

そのため、生活環境から見直す必要があるのです。そこで今回は、自律神経の乱れが引き起こす疾患や相談先を紹介します。

自律神経とは？乱れる原因

自律神経とは

人間の体は「交感神経」と「副交感神経」の2つの神経によって、さまざまな機能が正常に保たれています。

いずれも自分の意思ではコントロールできない神経で、「自律神経」と呼ばれています。（中枢は脳の視床下部にあります。）

脳や身体が活発に活動しているときに優位に働く「交感神経」に対し、「副交感神経」は省エネモードでリラックスしている状態です。

過度なストレスがかかって交感神経が過剰な状態が続くと身体にさまざまな不調が出てしまうため、2つの神経のバランスが取れていることが理想です。

自律神経の乱れる原因

自律神経のバランスが乱れると身体にさまざまな不調が出ますが、自律神経が乱れる原因にはどのようなものがあるのでしょうか？

自律神経の乱れが引き起こす疾患

自律神経の乱れが引き起こす疾患といえば「自律神経失調症」が有名ですが、その他さまざまな疾患を引き起こす原因になります。

神経性胃炎は胃酸が過剰に分泌され、のどがつかえる、胸やけがする、胃が痛むなどの胃炎の症状を引き起こします。

過敏性腸症候群は表のような症状があるものの、検査で調べても目に見える異常が認められないのが特徴です。

メニエール病はめまいや耳鳴り、強い吐き気や嘔吐をともない、放置すると耳鳴り・難聴が進行します。

自律神経の乱れを防ぐ方法

自律神経の乱れは身体の不調につながり、日常生活にも支障が出てしまいますが、どのように予防すれば良いのでしょうか？

精神的なストレスに強くなる

せっかちな方は気長に考える、考えすぎてしまう方は楽観的にとらえるなど、精神的なストレスにうまくつきあっていくことは大切です。

減点主義（完ぺき主義）から加点主義にして自己評価を高めたり、小さな出来事でも自分を褒めてあげることも大切です。

自分の気持ちをコントロールできるようになると、ストレスが軽減されて何事も前向きに考えられるようになります。

問題を一人で抱え込んでしまう方は、誰かに話すだけでも気持ちが楽になりますよ。話しにくい内容なら、ペットや人形などに話すのもおすすめです。

心身をリラックスさせる方法を見つける

自分なりのリラックス法を見つけることも大切です。映画や音楽を楽しむ、半身浴をする、犬や猫と触れ合うなど、心身ともにリラックスできる方法を考えてみてください。

アロマの香りとマッサージでリラックス効果が高いとされるアロママッサージに通うのもおすすめです。

自分なりのリラックス法で心身ともにリラックスして副交感神経が優位になると、自律神経が整ってきます。

ライフスタイルを見直す

先述した通り、昼夜逆転や偏った食事などが生体リズムを狂わせてしまうため、ライフスタイルを見直すことも大切です。

睡眠の質を高め栄養バランスの良い食事をするなど、健康的で規則正しい生活を続けるだけでも生体リズムが順調に回ります。

早寝早起きの習慣をつけたり、無理のない範囲でウォーキングなど軽い運動をするのもおすすめです。適度な運動はストレス解消になるだけでなく、精神的な充実感も得られます。

食事面では、チーズ、小魚、小松菜、ほうれん草など、精神的なイライラを抑える効果があるカルシウムを積極的にとるといいでしょう。

病院で診察を受けよう

原因不明の体調不良が続くときは、無理せず病院で診察を受けるようにしましょう。症状の裏に重大な病気が隠れている可能性もあるため、早めの受診をおすすめします。

下痢・胃痛・便秘・嘔吐であれば消化器内科、肩こりがひどい場合は整形外科など、まずは一番つらく困っている症状に合わせた診療科を選んでみてください。

自律神経失調症の診断・治療として、医師から心療内科やメンタルクリニックをすすめてもらえることもあります。

自律神経の乱れに関する相談先は？

全国の保健所や保健センター、精神保健福祉センター、精神科訪問看護でも自律神経の乱れについて相談できます。

保健所・保健センター

保健所や保健センターでは健康問題から家族問題まで幅広い相談を行っており、電話相談も可能です。

電話相談の他、面談による相談があり、保健師、医師、精神保健福祉士などの専門職が対応します。

広域的・専門的な保健サービスを行う保健所に対し、住民により身近な保健サービスを行うのが保健センターです。

日常の生活でも身近な、乳幼児健診や小児予防接種、健康相談、成人病検診、訪問指導、機能訓練教室などを中心に行います。

精神保健福祉センター

こころの健康センターと呼ばれることもある精神保健福祉センターは、各都道府県・政令指定都市ごとに1ヶ所ずつあります。

健康や精神科医療についての相談、社会復帰についての相談、思春期・青年期問題の相談など、精神保健福祉全般にわたる相談をおこなっています。

電話相談の他、事前に予約すれば面接での相談も可能です。センターには医師や看護師、保健師、精神保健福祉士、臨床心理技術者、作業療法士などの専門職がいます。

精神科訪問看護

精神科訪問看護は精神科に特化した訪問看護サービスで、医療従事者が訪問し、必要な看護・療養上必要な援助・社会復帰指導などをおこないます。

精神障害者の社会生活機能の回復を目的とし、個々の患者さんに応じたプログラムや治療、症状のコントロールが可能です。

お宅に訪問するスタッフは、精神障害の医療の分野で活躍する精神保健福祉士や看護師などの医療従事者で、安心して利用できます。

自律神経の乱れでお困りの方はシンプレへご相談を！

最後に、東京都内で精神科医療に特化した訪問看護サービスを提供している当ステーションをご紹介します。

シンプレ訪問看護ステーションって？

シンプレ訪問看護ステーションでは精神科に特化した訪問看護サービスを提供しており、さまざまな精神疾患に対応しています。

当ステーションには精神疾患に関する専門的な知識や経験があるスタッフが在籍しておりますので自律神経の乱れが引き起こす疾患についても気軽に相談ください。

看護師など専門職のスタッフが定期的にお宅を訪問し、家庭や地域社会で安心して日常生活を送ることができるよう支援を行います。

シンプレ訪問看護ステーションの対応エリア

<東京都>
・東京23区
※足立区、荒川区は1部エリアとなります。
・西東京市
・三鷹市
・調布市
・武蔵野市
・府中市※1部エリア
・東久留米市※1部エリア
<埼玉県>
・和光市
・朝霞市
・戸田市※1部エリア
・川越市※1部エリア
・新座市※1部エリア
・川口市※1部エリア

シンプレ訪問看護ステーションでは記載のエリアを中心に訪問看護を行っています

上記エリア以外にお住いの方でもサービスのご利用が可能な場合もありますので、お気軽に電話や問い合わせフォームでお問い合わせください。

精神科医療の専門知識や経験があるスタッフが多数在籍していますので、精神科訪問看護サービスを受けるのが初めての方でも安心してご利用いただけます。

ご相談の問い合わせはこちら▼

まとめ

自律神経のバランスが乱れると身体にさまざまな不調が出ますが、原因不明の体調不良が続くときは無理せず病院で診察を受けるようにしましょう。

自律神経の乱れが引き起こす疾患でサポートが必要であれば、精神科訪問看護を利用するという選択肢もあります。

シンプレ訪問看護ステーションもきっとお役に立てることがあります。自律神経の乱れが引き起こす疾患についてお悩みの方は、わたしたちにご相談ください。

ご相談の問い合わせはこちら▼