東京医科大学病院「訪問看護師・ケアマネジャー交流研修会」に参加しました
2026年10月8日(木)、東京医科大学病院 9階 臨床講堂にて開催された「2026年度 第1回 訪問看護師・ケアマネジャー交流研修会」に参加してまいりました。
今回のテーマは「身寄りのない高齢がん患者の退院支援 ~患者さんをひとりにさせないために、私たちは何をつなぐべきか~」。独居の方や身寄りのない方が増えるなかで、病院と地域の支援者が顔の見える関係をつくり、ご本人の思いを共有しながら切れ目のない支援を目指すことを目的とした研修会です。
前半は、病棟の看護師、退院支援看護師、在宅医療を担うクリニックの看護師による、実際の事例をもとにした報告でした。声を出すことが難しい方の思いを、筆談や表情、しぐさから丁寧に受け取り、「自宅で暮らしながら治療を続けたい」という希望を、訪問看護・訪問診療・薬局・配食サービスなどの多職種でつないで支えていく経過が紹介されました。「『ひとり暮らし』を『ひとりで療養する』にしない」という言葉が、強く心に残りました。
後半のグループワークでは、「この方にとって『ひとりにさせない』とはどのような状態か」「病院と地域で、あらかじめ何を共有しておく必要があるか」について、病院と地域の多職種で意見を交わしました。立場が違うからこそ見えていることがあり、それを持ち寄ることで支援の形が広がっていくことを実感いたしました。
私たち訪問看護は、ご自宅での暮らしの中で、体調や生活の小さな変化に気づける立場にあります。その気づきを病院やケアマネジャーの皆様と早めに共有し、ご本人の思いを中心にした支援へとつないでいくことの大切さを、あらためて考える機会となりました。
病院と地域、それぞれの立場からの話を聞くことができ、とてもためになる研修会でした。シンプレ訪問看護ステーションでは、今後も病院・地域の多職種の皆様と連携しながら、ご利用者様とそのご家族を支えてまいります。