拒食症を克服するためには?治療法について解説
拒食症の治療には、身体面と心理面の両面からのアプローチが必要です。身体面の治療では、体重を回復させ、栄養状態を改善させることが重要です。
拒食症は、食事制限や過度の運動などによって、体重や体脂肪を極端に減らそうとする摂食障害の一種です。女性に多く、思春期から成人期にかけて発症することが多い疾患です。
今回この記事では、拒食症の方の治療法について解説します。
拒食症の身体面の治療
拒食症の身体面の治療では、まず体重を回復させることが重要です。体重が極端に低い場合は、入院治療が必要になることもあります。
体重を回復させるためには、適切な食事療法と栄養指導が必要です。
食事療法では、3食規則的に摂り、栄養バランスの良い食事を摂るように指導します。栄養指導では、食事の栄養価やカロリーについて、患者さんやご家族に理解してもらうようにします。
体重が回復する過程で、脱水症状や電解質異常などが生じる可能性があるため、定期的な検査が必要です。
また、体重の回復は、拒食症からの回復にとって重要な要素の一つではありますが、それだけが全てではありません。
治療について疑問や不安を感じている場合は、治療の目的や目標をもう一度自分自身で考えたり、主治医と話し合ったりすることが大切です。
拒食症の心理面の治療
心理面の治療では、食行動の改善や、食事や体重に対する過度なこだわりの解消を目指します。
心理療法には、認知行動療法、対人関係療法、家族療法などがあります。
認知行動療法では、食事や体重に対する過度なこだわりの原因となっている、認知の歪みや行動パターンを修正します。
人間関係の改善を通して、食行動の改善だけでなく、自分らしい人生を送るための力を身につけることができます。
家族療法は、摂食障害の治療法の一つです。家族全体が協力して取り組むことで、食行動の改善を目指します。
薬物療法
薬物療法は、拒食症の治療に特化した薬はありませんが、不安や抑うつなどの二次障害の治療に用いられることがあります。
不安や抑うつなどの症状が強い場合は、抗不安薬や抗うつ薬を併用することもあります。
具体的には、以下の薬が用いられます。
不安や緊張を和らげるのに効果があります。
抗うつ薬
気分の落ち込みや意欲の低下を改善するのに効果があります。
拒食症の薬物療法は、二次的な症状を緩和することで、患者さんが治療を継続しやすくしたり、回復を助ける効果があります。
また、薬物療法と認知行動療法などの心理療法を併用することで、拒食症の根本的な原因を改善する効果が期待されます。
訪問看護の利用
拒食症の治療には、長期的な継続的な支援が欠かせません。訪問看護を利用することで、自宅で療養しながら、医療や看護の専門的な支援を受けることができます。
訪問看護では、体重や栄養状態の管理、食事指導、心理療法の援助などを行うことができます。
具体的には、以下の支援が提供されます。
体重や栄養状態を定期的に測定し、記録します。
食事指導
適切な食事の摂り方を指導します。
心理療法の援助
心理療法の実施をサポートします。
家族支援
ご家族の理解や協力を得るためのサポートを行います。
拒食症でお悩みならシンプレ訪問看護ステーションへ
シンプレ訪問看護ステーションの特徴
シンプレは精神疾患に特化した訪問看護ステーションで、拒食症などの摂食障害や、うつ病など、幅広い疾患に対応しております。
私たちは、利用者様一人ひとりの個性や価値観を尊重し、病気と共存しながらも自分らしい生活を送れるよう、自主性を重視した看護サービスを提供しています。
また、病院、行政、介護事業所など、関係機関と密に連携し、それぞれの専門性を活かした治療や社会復帰のサポートをいたします。
シンプレは、利用者様の不安に寄り添い、治療への歩みを共に支え、心から安心できる居場所づくりを大切にしています。
シンプレ訪問看護ステーションの対応エリア
-
<東京都>
・東京23区
※足立区、荒川区は1部エリアとなります。
・西東京市
・三鷹市
・調布市
・武蔵野市
・府中市※1部エリア
・東久留米市※1部エリア
<埼玉県>
・和光市
・朝霞市
・戸田市※1部エリア
・川越市※1部エリア
・新座市※1部エリア
・川口市※1部エリア
シンプレ訪問看護ステーションの対応地域はおもに上記が中心で、訪問活動をおこなっています。該当エリアにお住まいの方はぜひご検討ください。
また上記以外のエリアにお住まいでも、対応できる場合がございますので、一度当社スタッフへご相談ください。
サービス内容を詳しく聞きたい、スケジュールの相談なども承っております。電話やメールなどで相談を受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。
ご相談の問い合わせはこちら▼
まとめ
拒食症の治療は、身体面と心理面の両面からのアプローチが必要です。
身体面では、低体重の回復と栄養状態の改善が重要です。体重や栄養状態の管理、食事指導、心理療法の援助などの支援を受けることで、体重を回復させ、栄養状態を改善することができます。
心理面では、食行動の改善や、食事や体重に対する過度なこだわりの解消を目指します。認知行動療法、対人関係療法、家族療法などの心理療法を受けることで、食行動を改善し、食事や体重に対する過度なこだわりを解消することができます。
早期発見・早期治療が大切であり、患者さんやご家族の理解と協力が欠かせません。
治療の一つとして、訪問看護を利用することで自宅で療養しながら、医療や看護の専門的な支援を受けることができます。拒食症の治療でお悩みの方は、ぜひシンプレ訪問看護ステーションにご相談ください。
ご相談の問い合わせはこちら▼
人気記事
最近の投稿
これまでの記事
- 2024年11月 (4)
- 2024年10月 (4)
- 2024年8月 (7)
- 2024年7月 (7)
- 2024年6月 (8)
- 2024年5月 (3)
- 2024年4月 (3)
- 2024年3月 (1)
- 2024年2月 (10)
- 2024年1月 (6)
- 2023年12月 (5)
- 2023年7月 (2)
- 2023年6月 (11)
- 2023年5月 (6)
- 2023年4月 (8)
- 2023年3月 (9)
- 2023年2月 (28)
- 2023年1月 (20)
- 2021年10月 (1)
- 2021年9月 (11)
- 2021年8月 (21)
- 2021年7月 (12)
- 2021年3月 (5)
- 2021年1月 (10)
- 2020年11月 (31)
- 2020年10月 (7)