アルコール依存症の初期症状とは?家族が気づくサインと早期治療のポイントを解説|シンプレ訪問看護ステーション
アルコール依存症は、初期段階では本人も周囲も気づきにくい病気です。「お酒がないと落ち着かない」「飲む量が少しずつ増えている」と感じたら、それは依存症の始まりかもしれません。
アルコール依存症の初期は、日常生活や人間関係にわずかな変化が現れます。早期に気づいて適切なサポートを受けることができれば、依存が進行する前に回復のチャンスを広げることができます。
この記事では、アルコール依存症の初期に見られるサインや、治療薬・治療方法、家族ができる対応、そして訪問看護による支援について詳しく解説します。
アルコール依存症の初期にみられるサインとは?

アルコール依存症の初期には、本人が「まだ大丈夫」と思っているうちに、飲酒量や頻度が少しずつ増えていく傾向があります。最初は仕事や家庭のストレス発散のために飲んでいたお酒が、次第に日常生活の一部となり、飲まないと落ち着かない状態に変化していきます。
飲酒量や頻度が増えている
以前よりも飲むペースが速くなったり、晩酌が毎日続いていたりしませんか?アルコール依存症の初期では、「少しだけ」のつもりが次第に増え、耐性がついてより多くの量を求めるようになります。これが続くと、肝臓への負担や睡眠の質の低下など、体調への影響も出はじめます。
お酒がないと不安になる
仕事帰りに必ず飲まないと落ち着かない、休日も昼から飲んでしまう――そんな行動が増えてきたら要注意です。アルコール依存症の初期の段階では、精神的に「お酒に頼る」傾向が強まります。これは心理的依存の始まりで、無意識のうちにアルコールが心の支えになってしまっている状態です。
家族や仕事に影響が出はじめる
朝の寝起きが悪くなったり、遅刻が増えたり、家族との会話が減ったりするなど、生活リズムや人間関係にも変化が現れます。本人は「少し飲みすぎただけ」と思っていても、周囲から見ると態度や言動に違和感を感じることがあります。アルコール依存症の初期段階では、自覚が薄いまま徐々にコントロールを失っていくため、早めに気づくことが重要です。
このようなサインを放置すると、アルコールへの依存が強まり、健康や社会生活に深刻な影響を与える可能性があります。
アルコール依存症の症状
| 症状 | 内容 |
|---|---|
自律神経症状![]() |
めまい、ふらつき、 のぼせ、冷え、 頭痛、耳鳴り、 動悸、関節の痛み、 便秘、下痢など |
情緒障害![]() |
自分の意志では感情が コントロールできない |
幻覚・幻視![]() |
見えるはずの ないものが見える |
見当識障害![]() |
自分のいる場所や 時間が分からなくなる |
アルコール依存症の主な症状としては上記の4つのようなものが挙げられ、飲酒のタイミングや量をコントロールできなくなる上、あらゆる異常が引き起こされます。
めまいやふらつきなどが見られる自律神経症状をはじめ、感情がコントロールできなくなったり幻覚や幻視が発生したりと、まるで薬物のような症状も出てしまうのです。
アルコール依存症は、自分自身の心身に負担がかかるのはもちろんのこと、社会生活でも悪影響があることもしっかりと押さえておきましょう。
アルコール依存症による健康問題
| 症状 | 説明 |
|---|---|
肝障害![]() |
γGTP値の上昇~ 進行すると 黄疸やむくみ、 腹水などが出る |
| 胃腸障害 |
胃炎や下痢、 胃潰瘍などになる |
| 膵炎 |
上腹部や背部の痛み、 または嘔吐・発熱など |
糖尿病![]() |
疲労感・皮膚が痒い ・免疫力低下 ・目がかすむ ・EDなど |
がん![]() |
食道がん、胃がん、 肝臓がん、大腸がん、 すい臓がん |
睡眠障害![]() |
不眠・過眠 ・生活リズムの乱れ |
アルコール依存症が原因で引き起こされる健康問題としては上記のようなものが挙げられ、健康診断の際に指摘されることで発覚するものもあるようです。
アルコール依存症で使われる治療薬を紹介

アルコール依存症の治療では、飲酒を完全にやめる「断酒」を目指す方法と、飲酒量を少しずつ減らしていく「減酒」を目的とした治療があります。
その中で、医師の判断により患者の状態やアルコール依存症の初期の段階に合わせて、いくつかの薬が処方されます。これらの薬は「飲酒欲求を抑える」「飲むと体調が悪くなるようにする」などの働きがあり、心理的・身体的な依存を和らげる効果があります。
①断酒を助ける抗酒薬
| 薬名 | 効果 | 副作用 |
|---|---|---|
ジスルフィラム![]() |
抗酒薬 | 発疹 吐き気 頭痛 抑うつなど |
シアナミド![]() |
抗酒薬 | 頭痛 不眠 悪心 嘔吐など |
アカンプロサート![]() |
断酒補助剤 | 下痢 おなかが張る 吐き気 嘔吐など |
セリンクロ![]() |
飲酒量低減薬 | めまい 傾眠 頭痛 など |
アルコール依存症において薬物療法を用いる場合、患者さんの症状や体調に合わせて主に上記の表のような治療薬を使用していきます。
断酒を支える薬の代表格が「抗酒薬」です。代表的なものには「ジスルフィラム」や「シアナミド」があり、服用中にアルコールを摂取すると頭痛・吐き気・動悸などが強く現れるため、自然と飲酒を避けるようになります。抗酒薬は「飲んだら具合が悪くなる」という体験を通じて、断酒の意志を保つために使われる薬です。
ただし、抗酒薬は飲酒欲求そのものを抑えるわけではないため、服用のタイミングや体調管理がとても重要です。服用前には必ず医師の指導を受け、正しく使うようにしましょう。
②飲酒欲求を抑える薬
抗酒薬とは異なり、「飲みたい」という気持ちを抑える働きを持つのが断酒補助薬です。代表的なものに「アカンプロサート」や「セリンクロ」があります。アカンプロサートは神経のバランスを整えて飲酒欲求を軽減する作用があり、断酒を続けたい人に向いています。セリンクロは、飲酒予定の1〜2時間前に服用することで中枢神経に作用し、飲酒量を減らす効果を発揮します。アルコール依存症の初期の段階では、このような薬が飲酒のコントロールを助ける有効な手段となります。
薬の副作用について知っておこう
どの薬にも副作用があり、体調や飲酒状況によって現れ方が異なります。特に抗酒薬は飲酒と同時に服用すると重い症状が出ることがあるため、使用には注意が必要です。以下では、代表的な薬の副作用について見ていきましょう。
抗酒薬の副作用
抗酒薬を服用した状態でアルコールを摂取すると、「顔のほてり」「動悸」「吐き気」「めまい」などが強く現れます。肝臓や心臓に疾患のある方、妊娠中の方には使用できません。
飲酒欲求を抑える薬の副作用
断酒補助薬では、軽度の下痢や頭痛、眠気などの副作用が報告されています。体質や生活リズムによっては薬の効果が現れにくい場合もあるため、医師と相談しながら継続的に使用することが大切です。
薬を併用して使う場合もある
アルコール依存症の治療では、複数の薬を症状に合わせて併用することもあります。例えば、抗酒薬で「飲めない状態」を作りつつ、断酒補助薬で「飲みたい気持ち」を抑えるというように、双方の効果を活かして治療を進めていきます。これらの薬は単独ではなく、カウンセリングや心理療法などと組み合わせることで、より高い効果が期待できるのです。
次の章では、アルコール依存症の治療の流れと、薬がどのような役割を果たすのかを詳しく解説します。
アルコール依存症の治療と薬の役割
アルコール依存症の治療は、「断酒治療」と「減酒治療」という2つの方法を中心に行われます。どちらも、患者さんの状態や生活環境、アルコール依存症の初期の段階での症状などを考慮しながら進められます。
また、薬物療法だけではなく、カウンセリングや家族支援、社会復帰のサポートなどを組み合わせることが、回復への大きな鍵となります。ここでは、治療の流れや薬の役割について詳しく見ていきましょう。
①断酒治療の流れ
断酒治療は、アルコールを完全に絶つことを目指す治療法です。まずは入院や外来で、離脱症状や身体的な合併症をコントロールするための治療が行われます。その後、断酒を維持するために抗酒薬や断酒補助薬を使用し、医師や看護師、心理士によるサポートを受けながら生活を立て直していきます。
断酒を続けるためには、医療機関だけでなく、家族の協力や自助グループ(AAなど)への参加も効果的です。特にアルコール依存症の初期段階であれば、回復率も高く、社会生活への復帰もスムーズに進みやすいといわれています。
②減酒治療の選択肢
「いきなり断酒は難しい」という方には、減酒治療が有効な場合もあります。これは、飲酒量を徐々に減らしながら、体と心の負担を軽減していく方法です。
この治療では、セリンクロなどの飲酒量低減薬を使い、飲酒欲求をコントロールしながら徐々にアルコールとの距離を取っていきます。仕事や家庭を維持しながら治療を続けられるため、患者さんのストレスを減らす効果もあります。ただし、根本的な回復を目指すためには、最終的に「断酒」への移行を視野に入れることが大切です。
治療で使われる薬の効果
薬の役割は、単に「飲酒をやめさせる」だけではありません。抗酒薬で飲酒時に不快感を起こして飲みたくなくする、断酒補助薬で飲酒欲求を抑える、または離脱症状を軽減して精神的な安定を保つ――といった多面的な働きがあります。
これらを適切に組み合わせることで、アルコール依存症の初期からの回復をスムーズに進めることが可能になります。治療にあたっては、薬の効果だけでなく、心理的ケアや生活習慣の見直しも並行して行うことが望ましいです。
治療を受けなかった場合に起こりやすいこと
もし治療を受けずに放置してしまうと、アルコール依存症は確実に進行していきます。最初は軽い二日酔いや疲労感だけでも、次第に肝障害や膵炎、うつ病などを併発するリスクが高まります。また、社会的にも信頼を失うなど、生活全体に悪影響を及ぼします。
アルコール依存症は「心の病」と「体の病」の両面を持つため、自力での改善は非常に難しい病気です。しかし、初期の段階で適切な治療を受けることで、再発を防ぎながら健康的な生活を取り戻すことが可能です。少しでも不安を感じたら、早めに専門医や訪問看護などの支援を受けるようにしましょう。
次の章では、ご家族がアルコール依存症の初期症状を見抜くためのチェックポイントを紹介します。
家族にアルコール依存症の初期症状が出ていないかチェックしよう

アルコール依存症は、本人よりも家族が先に異変に気づくことが多い病気です。特にアルコール依存症の初期の段階では、自分自身では「少し飲みすぎているだけ」と感じており、問題を認めようとしません。そのため、家族が早期にサインを見抜き、適切なサポートにつなげることがとても重要です。
ここでは、ご家族が気づきやすい初期症状のチェックポイントを紹介します。当てはまる項目が多い場合は、早めに医療機関や専門家への相談を検討しましょう。
お酒の量や頻度が増えていないか
以前よりもお酒を飲む回数や量が増えている場合、それは依存のサインかもしれません。仕事終わりの1杯が、いつの間にか毎晩の習慣になっていたり、飲む量が徐々に増えていたりする場合には注意が必要です。アルコール依存症の初期では、耐性がつくことで以前と同じ満足感を得られず、自然と飲酒量が増えていく傾向があります。
飲酒がないと不安・イライラしていないか
「お酒がないと落ち着かない」「休日は昼から飲んでしまう」など、飲まないと気分が安定しない状態は、精神的依存のサインです。最初はストレス解消や気分転換のつもりでも、次第にアルコールが心の支えとなり、飲酒が生活の中心になってしまうこともあります。このような変化が見られたら、できるだけ早く医師やカウンセラーに相談することが大切です。
仕事や家庭に影響が出ていないか
朝起きられない、遅刻が増える、家族との会話が減るなど、日常生活の中に小さな乱れが出ていませんか?アルコール依存症の初期では、飲酒による体調不良や集中力の低下が少しずつ現れ、仕事や家庭の関係にも影響が出始めます。早い段階での気づきと対応が、その後の回復を大きく左右します。
飲酒を隠す行動が増えていないか
「飲んでいない」と嘘をついたり、家族に隠れてお酒を飲んだりするようになった場合、それは依存の進行を示すサインです。本人は「心配をかけたくない」と考えているかもしれませんが、実際にはコントロールが難しくなっている状態です。隠れて飲む行動が続くようであれば、専門家に相談し、家族全体でサポート体制を整えていくことが大切です。
断酒の約束を守れないことが多くないか
「もう飲まない」と約束しても、数日後には再び飲んでしまう――このような繰り返しが見られる場合、アルコール依存の傾向が強まっていると考えられます。意志の弱さではなく、脳がアルコールに依存してしまっているため、自力でやめるのが難しい状態です。家族が責めるよりも、専門的な支援を受ける方向へ導くことが大切です。
上記のような行動が複数見られる場合は、アルコール依存症の初期症状が進んでいる可能性があります。次の章では、家族としてどのように行動し、どんなサポートを受けるべきかを詳しく見ていきましょう。
ご家族にアルコール依存症の疑いがある場合

家族に「お酒の量が増えた」「飲まないと不安そう」といった変化が見られたとき、それはアルコール依存症の初期のサインかもしれません。アルコール依存症は進行性の病気であり、早い段階で対応することで回復の可能性が大きく高まります。本人がまだ自覚していない時期こそ、周囲の理解とサポートが重要になります。
早期治療のすすめ
アルコール依存症は、早期に治療を始めることで重症化を防げる病気です。しかし、初期の段階では本人が「自分は大丈夫」と思い込み、治療を拒むケースが少なくありません。特に家族が心配して声をかけても、逆に反発してしまうこともあります。
そのため、家族としては焦らず、少しずつ「お酒を控えてみようか」などの声かけをしながら、本人の意識を変えていくことが大切です。アルコール依存症の初期のうちに医療機関に相談すれば、入院せずに外来や訪問看護による支援で改善できるケースも多くあります。
スクリーニングテスト
ご家族が「もしかしてアルコール依存症かも」と感じたら、スクリーニングテストを行うのも一つの方法です。これは質問に答えるだけで、飲酒習慣のリスクを簡易的にチェックできるテストです。代表的なものには「AUDIT(アルコール使用障害識別テスト)」などがあります。
テストを通じて、本人自身が「思っていたより飲んでいる」と気づくきっかけになることもあります。重要なのは、結果を責めるのではなく、「一緒に健康を考えよう」という姿勢で寄り添うことです。
専門家への相談
家族だけで問題を抱え込むと、心身ともに疲弊してしまうことがあります。そんなときは、専門家への相談を検討しましょう。精神科・心療内科・依存症専門外来、または訪問看護ステーションなどでは、アルコール依存症に関する具体的な支援が受けられます。
相談では、治療方針や服薬管理、再発予防の方法などを一緒に考えてもらえるほか、家族向けのサポートやカウンセリングを受けられる場合もあります。家族が安心して支えられる環境を整えることが、回復への第一歩です。
次の章では、専門的な治療や薬だけでなく、訪問看護がアルコール依存症の回復をどのように支えてくれるのかを詳しくご紹介します。
アルコール依存症の治療なら訪問看護がおすすめ!

アルコール依存症の治療では、通院や入院だけでなく、訪問看護を利用するという選択肢があります。特に、アルコール依存症の初期の段階で「通院が続かない」「家での生活を立て直したい」と感じている方にとって、訪問看護は心強いサポートになります。
看護師などの専門職が自宅を訪問し、服薬管理・生活支援・再発予防などを行うことで、患者さんが安心して治療を継続できる環境を整えます。
アルコール依存症は1人での治療が難しい
アルコール依存症は、「精神的依存」と「身体的依存」の2つが複雑に絡み合う病気です。自分の意思だけでお酒をやめようとしても、強い飲酒欲求や不安、離脱症状などが現れ、再び飲んでしまうことが多いのが特徴です。
精神的依存は、「お酒がないと落ち着かない」「飲まないと眠れない」といった心理的なつながりを指します。一方、身体的依存は、アルコールが体内から抜けた際に「手の震え」「発汗」「不眠」「動悸」などの離脱症状が起こる状態を意味します。
そのため、医師や看護師などの支援がない状態では、再発を繰り返してしまうことも珍しくありません。訪問看護では、そうした症状や生活上の課題を見守りながら、治療を続けやすいよう丁寧にサポートしていきます。
訪問看護のメリット
訪問看護を利用する最大のメリットは、「専門職が定期的に自宅で支援してくれる」という安心感です。特にアルコール依存症の治療は長期的なサポートが必要になるため、自宅でリラックスした状態でケアを受けられることは大きな利点です。
また、医療面だけでなく、日常生活のリズムづくりや家族への助言、再発防止のための環境調整など、生活全体を支える支援が行われます。通院が難しい方や、退院後に生活を整えたい方にも最適な方法といえるでしょう。
看護師が服薬管理をしてくれる
アルコール依存症の治療では、断酒補助薬や抗酒薬などの服用が欠かせません。しかし、「薬を飲み忘れてしまう」「正しいタイミングで服用できない」というケースも少なくありません。訪問看護では、看護師が定期的に訪問し、服薬管理や服薬指導を行ってくれるため、安心して治療を継続できます。
正しい服薬を続けることで薬の効果を最大限に引き出し、再発リスクを下げることができます。
福祉・介護・就労支援等のサービスが受けやすい
訪問看護を利用することで、医療面だけでなく、福祉や社会復帰のサポートにもつながります。たとえば、障害福祉サービスや就労支援、介護サービスなどとの連携がスムーズになり、生活の安定を支える環境を整えやすくなります。
また、患者さんだけでなく、ご家族への相談やサポートも受けられるため、「一人で抱え込まない」支援体制が作れます。アルコール依存症は、家族全体で向き合うことが回復の鍵となるため、訪問看護はその第一歩として非常に有効です。
このように、訪問看護はアルコール依存症の治療を支える大切な存在です。次の章では、精神疾患や依存症のサポートに強い「シンプレ訪問看護ステーション」について詳しくご紹介します。
精神疾患や依存症のサポートならシンプレ訪問看護ステーションへ

アルコール依存症やうつ病など、精神疾患の治療には「医療」「生活」「心のケア」を一体的に支えることが欠かせません。特にアルコール依存症の初期の段階では、本人の意志だけで通院や断酒を続けるのが難しいことも多いため、専門スタッフによる訪問支援が効果的です。
シンプレ訪問看護ステーションでは、看護師や准看護師、作業療法士がご自宅を訪問し、患者さんの状態に合わせたケアやサポートを行っています。
シンプレの特徴とサポート体制
| 訪問者 | 時間 | 料金 |
|---|---|---|
看護師![]() |
30分未満 | 4,670円 |
看護師![]() |
30分以上 60分未満 |
8,160円 |
基本料金
訪問看護は、その名の通り看護師が患者さんの自宅を訪問するわけですが、料金は時間制で設定されています。
利用時間が30分未満であれば4,670円ですが、30分以上でかつ60分未満だと8,160円になるので、こちらを頭に入れた上で利用するようにすることをおすすめします。
また、月に何回利用するのか、患者さんが持っている疾患や症状はどのような状況か、によってさらに細かく変動するので、前もって確認した上で利用するのをおすすめします。
| 時間 | 30分未満 | 30分以上60分未満 |
|---|---|---|
1割負担![]() |
467円 | 816円 |
2割負担![]() |
934円 | 1,632円 |
3割負担![]() |
1,401円 | 2,448円 |
医療保険適用の料金
訪問看護の利用において、医療保険適用はどのように設定されているのか気になるところですが、上記の表のような形で運用されているようです。
こちらも時間制になっていて、1割負担で利用時間が30分未満の場合は467円負担、3割負担で30分未満利用の場合は1,401円…というようになります。
ただ自立支援医療制度という精神科の医療費に適用される制度を利用すれば月の医療費の上限が設定されるため上限を超えた場合には自己負担なしで訪問看護を利用することが出来ます。
シンプレ訪問看護ステーションは、精神科に特化した訪問看護を提供しています。患者さん一人ひとりに寄り添い、回復までの道のりをサポートするのが特徴です。
服薬管理や生活リズムの調整、再発予防の支援はもちろん、医師や家族、地域の関係機関と密に連携を取りながら、安心して自宅療養ができるよう支援しています。アルコール依存症の初期であっても、訪問看護を利用することで早期回復や社会復帰のきっかけを作ることができます。
対応可能な精神疾患の一例
シンプレ訪問看護ステーションでは、アルコール依存症のほか、以下のような幅広い精神疾患にも対応しています。
- うつ病・統合失調症・発達障害
- PTSD・双極性障害・適応障害
- 不安障害・パニック障害・強迫性障害
- 知的障害・自閉スペクトラム症・認知症
疾患の重症度や生活状況に合わせて、訪問回数や支援内容を柔軟に調整できるのも特徴です。医師や家族と連携しながら、治療・服薬・生活支援をトータルでサポートします。
シンプレが対応しているエリア
-
<東京都>
・東京23区
※足立区、荒川区は1部エリアとなります。
・西東京市
・三鷹市
・調布市
・武蔵野市
・府中市※1部エリア
・東久留米市※1部エリア
<埼玉県>
・和光市
・朝霞市
・戸田市※1部エリア
・川越市※1部エリア
・新座市※1部エリア
・川口市※1部エリア
シンプレ訪問看護ステーションの対応エリアは、東京23区・西東京市・武蔵野市・三鷹市・調布市・府中市・東久留米市、さらに埼玉県の一部地域です。
近隣の市区町村でも、訪問可能な場合がありますのでお気軽にご相談ください。
これらの地域にお住まいの方で「通院が難しい」「自宅で安心して治療を受けたい」とお考えの方は、ぜひ一度シンプレへお問い合わせください。
次の章では、アルコール依存症の初期段階で気づくことの大切さと、早期治療がもたらす効果についてまとめます。
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まとめ|アルコール依存症の初期段階での気づきと治療が大切

アルコール依存症は、誰にでも起こりうる病気です。特にアルコール依存症の初期の段階では、「少し飲みすぎているだけ」と本人も家族も見過ごしてしまうことが多く、気づかないうちに依存が進行してしまうことがあります。
しかし、早期に気づいて専門家に相談し、治療や支援を受けることで、回復の可能性は大きく高まります。重要なのは「依存症=意志が弱い」と考えず、治療が必要な病気として正しく理解することです。
アルコール依存症の初期には、飲酒量や頻度の増加、不安やイライラなどの心理的変化、仕事や家庭への影響など、さまざまなサインが現れます。これらを放置すると、身体的な健康障害やうつ症状、社会的な孤立などにつながる恐れがあります。
そのため、家族や周囲が早めに異変に気づき、医療機関や訪問看護などの専門支援を受けることが大切です。
また、治療の中で用いられる抗酒薬や断酒補助薬、飲酒欲求抑制薬などは、医師の管理のもとで正しく服用することが重要です。薬だけに頼るのではなく、心理的サポートや生活リズムの改善を組み合わせることで、再発を防ぎながら安定した生活を取り戻せます。アルコール依存症の初期に行動を起こすことで、心身への負担を最小限に抑えることができるのです。
シンプレ訪問看護ステーションでは、アルコール依存症をはじめとした精神疾患や依存症に対し、専門の看護師・作業療法士がご自宅で支援を行っています。
服薬管理、再発予防、生活リズムの調整、社会復帰支援など、医療と生活の両面から患者さんとご家族をサポートします。
「一人では治療を続けられない」「家族としてどう支えたらいいかわからない」――そんなお悩みを抱える方は、まずはお気軽にご相談ください。
アルコール依存症の初期に気づき、早めに支援を受けることが、未来を変える第一歩です。
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