訪問看護の利用料金はどれくらい?

こんにちは。訪問看護の料金についてご興味がおありですか?
訪問看護ってどんなことをしてくれるんだろう?料金は高いんだろうか?など、分からないことも多いと思います。
訪問看護を利用する際には医療保険・介護保険が適用されるので安心してください。
この記事では訪問看護の料金を中心に詳しく分かりやすく説明していきますので良かったら最後まで読んでみてください。
訪問看護の料金はどれくらい?

負担割合 | 月の初回訪問 | 2回目以降 |
---|---|---|
利用料金![]() |
12,990円 | 8,550円 |
3割負担![]() |
3,897円 | 2,565円 |
2割負担![]() |
2,598円 | 1,710円 |
1割負担![]() |
1,299円 | 855円 |
精神疾患をお持ちの方に、心のケアや治療を目的とした精神科訪問看護というものがあります。
30分を一区切りとして受けることが可能です。医療保険が適用されることで実際に支払う金額は収入等によって1割~3割と異なります。
精神科訪問看護の場合は大人から子供まで利用することができるというのが特徴の1つです。
また、早朝や深夜などの時間外に依頼する場合や、24時間体制で連絡が付くようにする場合には別途で料金がかかります。
外来、デイケア、訪問看護等の自己負担額を軽減できる「自立支援医療」について見ていきましょう。
自立支援医療制度とは?
自立支援医療制度は、根本的な治癒が難しいとされる精神疾患の医療費の自己負担額を軽減する公費負担医療制度です。
精神疾患は明確な原因や治療法が確立されていない部分も多く、長く付き合っていかなければならないもの。
毎月の診療費や薬代で家計の負担を圧迫するケースも多くみられるため、経済的負担を減らすためにこのような制度ができました。
精神疾患の治療のために医療機関へ通院する場合、基本的には1割負担になります。(医療費の9割を医療保険と公費で負担できます。)
自立支援医療の負担限度額は?

世帯の所得に応じた医療費の上限額が設定されているので、そちらも紹介いたします。
生活保護・低所得層
区分 | 上限額 |
---|---|
生活保護![]() |
0円 |
低所得1![]() |
2,500円 |
低所得2![]() |
5,000円 |
生活保護世帯の場合、月0円の実質負担なしとなります。市町民税非課税世帯で、患者さんの1年間の収入が80万円以下の場合、月2,500円までです。
また、市町民税非課税世帯で、患者さんの1年間の収入が80万円を超える場合は月5,000円までとなっています。
さらに東京都では、低所得1・低所得2の方について「国保受給者証」や「東京都医療費助成制度」などの医療費助成制度が適用され、上限額の自己負担が免除される場合もございます。
詳しくは最寄りの役所窓口にて相談の上ご確認ください。
中間所得層
区分 | 上限額 |
---|---|
中間所得1![]() |
5,000円 |
中間所得2![]() |
10,000円 |
中間所得層は、住民税33,000円未満か住民税33,000円以上〜235,000円未満かで区分されます。
「重度かつ継続」の対象疾病とは、 認知症や高次脳機能障害等の器質性精神障害、統合失調症、アルコール依存、薬物依存、うつ病、躁うつ病等の気分障害などのことです。
その他、3年以上の精神医療の経験を有する医師によって「集中的・継続的な通院治療を要する」と診断された方も含まれます。
一定所得以上
区分 | 上限額 |
---|---|
一定所得以上![]() |
20,000円 |
所得が一定以上ある方は、基本的には自立支援医療制度を受けることができませんが、「重度かつ継続」に該当すると判断されれば受けられます。
先述したとおり、「重度かつ継続」の対象疾病は認知症や統合失調症、アルコール依存、薬物依存、うつ病などのことで、精神疾患の場合は当てはまることが多いです。
一定所得以上の方でも、重度かつ継続に該当する場合はきちんと自立支援医療制度を受けることができるのでご安心ください。
訪問看護のメリット

自宅でリラックスして看護を受けられる
1つ目の訪問看護のメリットは、自宅でリラックスした状態で看護を受けることができるというものです。
通常、看護師などの資格を持った人に看護をしてもらう場合には、病院や専門の施設に入る必要があります。
しかし、訪問看護の場合は自分が外に出なくても、自宅まで来てもらい看護をしてもらうことが可能です。
慣れない場所で余計なストレスがかかるということなく、リラックスしながら看護を受けることができます。
コミュニケーションによる病状の観察が可能
2つ目のメリットは、コミュニケーションを取ることによって病状の観察をしてもらうことができるというものです。
訪問看護は自宅に来てもらっている間は基本的に1対1の看護となるので、コミュニケーションを取りやすくなっています。
普段と変わらない生活の中でコミュニケーションを取ることで、些細な変化にも気がついてもらいやすくなるのです。
専門的な知識のある人と接することで、細かな病状の観察をしてもらうことができます。
保健・福祉・介護・生活支援・就労支援等のサービスが受けやすい
3つ目のメリットは、保健・福祉・介護・生活支援・就労支援等のサービスが受けやすくなるというものです。
訪問看護には、利用する方ができるだけ普通の社会生活が送れるように支援するという目的も含まれています。
そのため、積極的に情報を公開し、利用する方が適切な医療支援を受けることができるようにという配慮がされています。
生活支援や就労支援もあることで、社会に復帰したいと考えている方の力にもなってもらうことができます。
訪問看護の内容をチェック

訪問看護の内容
- 血圧・脈拍・体温などのチェック
- 食事・排泄・入浴などの介助や指導
- 医師の指示による医療措置
- 薬の相談・指導や残薬確認
- 健康管理に対するアドバイス
- 在宅でのリハビリテーション
- 在宅酸素・人工呼吸器などの管理
- ご家族等への介護支援・相談
- 症状緩和やターミナルケア
訪問看護では、主に入院した際に受けることができるような、医療的ケアや日常生活介助を受けることができます。
その日の体調や血圧、薬の飲み方のチェック、人工呼吸器の管理など、自分だけでは難しいチェックもしてもらえるのが特徴です。
また、訪問看護では上記のようなチェックやケアの他に、家族などへの介助支援や相談も行なってもらえます。
看護師の方からより適切なアドバイスをもらうことができ、家族の負担などを軽くすることができるのも良い点です。
精神科訪問看護の内容
- 日常生活の維持
- 生活技能の獲得・拡大
- 対人関係の維持・構築
- 家族関係の調整
- 精神症状の悪化や増悪を防ぐ
- ケアの連携
- 社会資源の活用
- 対象者のエンパワーメント
精神科訪問看護では訪問看護のような日常生活の介助などに加え、心のケアもしてもらうことができるというのが特徴です。
依頼者の心のケアや家族関係・対人関係の調整、ケアなど人間関係に関することも注意して見てもらえます。
コミュニケーションを取りながら相談などにも乗ってもらうことができ、精神状態の悪化も防止できます。
心が元気でいられるようにケアや介助を行うというのが精神科訪問看護の特徴です。
精神科訪問看護が可能な疾患は?

主な疾患をチェック
妄想性障害
妄想・幻覚・認知障害など
うつ病
抑うつ状態・集中力低下絶望感など
アルコール依存症
アルコール幻覚症・振戦せん妄・自律神経不安定
精神科訪問看護で対象の主な疾患には統合失調症・うつ病・アルコール依存症などがあります。
統合失調症は100人に1人弱がかかると言われている患者数が増えてきている精神疾患です。
うつ病には大きく2パターンあり、抑うつ状態の時は命に関わることもあるので継続的な治療が必要になります。
アルコール依存症も現在は精神疾患として広く認知されており、どのようにアルコールと付き合っていくかを考える必要があります。
統合失調症・妄想性障害
統合失調症・妄想性障害は患者数が増えてきていますが、心の働きは保たれ多くの方が回復に向かうことができる精神疾患です。
幻覚や妄想といった症状が出ることが多く、それによって社会生活を送ることが難しくなるというのが特徴になっています。
早期発見・早期治療が大切であり、薬物療法の他にも家族や周りの人からの協力が重要です。
統合失調症は発症の原因が明らかではないため、症状の悪化や再発防止のために治療の継続が必要になります。
うつ病
うつ病は種類があり、気分が落ち込む状態が長く続いたりある程度以上ひどくなってしまった状態のことを指します。
常に気分が落ち込んでいる状態が続く場合と、元気な時と落ち込む時を繰り返す場合があり、後者の場合は双極性障害と呼ばれます。
本人が感じる苦しみや自殺してしまう可能性があるということも考えると、早期発見や早期治療が重要です。
うつ病の発症にはストレスが引き金となる場合が多いですが、ホルモンのバランスなどが関係する場合もあります。
アルコール依存症
アルコール依存症は飲酒量のコントロールができない、断酒ができないといった状態の中で日常生活に支障をきたす状態を指します。
離脱症状が出たり正常な判断ができなくなったりなど、生活や人間関係に影響を及ぼします。
外来での治療も可能ですが、入院での治療の方が効果が高く確実に飲酒を控えることができるのでおすすめです。
アルコール依存症を克服するためには個人の頑張りだけではなく、専門的な機関の協力や周りの人からの協力が必要不可欠となります。
ほかにも様々な疾患に対応
精神科訪問看護では、上記3つの疾患の他にも様々な精神疾患に対応しているのが特徴です。
認知症なども対象の疾患の1つであり、高齢者の方も多く利用しています。
精神疾患は子供や大人などの年齢や性格に関わらず様々な人がかかる可能性のあるものです。
自分はならないと思わずに助けを求めること、他者の精神疾患も理解することが大切になります。
精神訪問看護ならシンプレ訪問看護ステーションにお任せください!

シンプレ訪問看護ステーションの訪問看護
シンプレ訪問看護ステーションの訪問看護の特徴について、詳しくご紹介していきます。
専門性
精神科に特化したシンプレ訪問看護ステーションは、こころの健康問題を抱えて悩んでいる方やそのご家族様への継続的なサポートを通じて解決への一歩をお手伝いします。
うつ病や認知症などの精神疾患に特化した訪問看護を受けることができ、子供から大人まで利用可能です。
専門的な知識や豊富な経験を持ち合わせたスタッフが家庭や社会での、安心した生活が送れるように支援します。
精神疾患に特化しているので、うつ病や認知症に限らず、様々な精神疾患に対応することが可能です。
自主性を重んじる
シンプレ訪問看護ステーションの特徴2つ目は、いつでも利用者様の自主性を重んじ、相談や支援を行います。
精神疾患を抱えている方の中にはお子さんから高齢の方までいろいろな人がいて、一人ひとり生活環境や背景が異なります。
利用者さまが持つ病気とどう向き合っていくかを一緒に考え、患者さんらしさを失わないよう自立した生活をするためのサポートを心がけています。
行動力
シンプレ訪問看護ステーションの特徴3つ目は、利用する方の状況に合わせた素早い行動力をモットーしているところです。
バックオフィスを充実させることにより、事業所のチームワークや関係機関との連携を大切にし、皆さまの在宅生活を支えます。
自宅や施設を訪れて利用者さまとコミュニケーションを取る中で、病状の異常に気付いた時など早期に、医療機関や行政と素早い連携をとる体制をととのえています。
シンプレ訪問看護ステーションの対応エリア
- 新宿区・中野区・練馬区・豊島区
- 文京区・杉並区・渋谷区・千代田区
- 板橋区・葛飾区・江東区・江戸川区
- 墨田区・荒川区・北区・世田谷区
- 西東京市・三鷹市・武蔵野市・台東区
シンプレ訪問看護ステーションは、基本的にリストに記載している地区で訪問看護の活動を行っています。
上記以外のエリアにお住まいでも、対応できる場合もありますので、まずはお気軽にお問い合わせいただければと思います。
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ご相談のお問い合わせはこちら
まとめ

今回は、訪問看護の料金料金を中心に解説してまいりました。
こころの健康問題は1人で抱え込まずに、専門的な知識を持った人や周りの人の力を借りながら治療していくことが大切です。
訪問看護のサービスについて聞いてみたい、どこに相談をしたらいいかわからなくて困っていた、などございましたらお気軽にお問い合わせください。
利用者様へのサポートを通じて社会復帰に向けての一歩をお手伝いします。