疾患 2020-11-10

家族が精神疾患を発症したらどうすれば良い?対応方法や相談先の選び方を解説

シンプレ訪問看護_ロゴ

家族が精神疾患を発症してしまった場合、どうすべきなのか悩んでしまう方は多いでしょう。

対応によっては、精神疾患の悪化や取り返しがつかない事態につながる恐れもあるため適切な対応について知っておくことが大切です。

今回は、精神疾患が疑われる家族への適切な対応方法についてや精神疾患に関する相談先・医療機関の選び方などについて紹介していきます。

家族が精神疾患かも知れないと不安を抱えている方は、ぜひ最後までこの記事に目を通してみてくださいね。

家族が精神疾患かもしれないときの相談先は?


文字疑問の画像
相談先 相談内容 相談員
・保健所
・保健センター

保健所のテーブル画像
健康・福祉の相談 ・保健師
・医師
・精神保健福祉士
精神保健
福祉センター

診療所の画像
こころの健康に
ついての相談
・医師
・看護師など
いのちの電話

電話の画像
匿名で受け悩みを聞く ボランティア

今回は、精神面での不安に対して相談できる3つの施設をピックアップしています。それぞれの施設では、専門知識を持つ相談員が利用者の相談を請け負います。

保健所・保健センターと精神保健福祉センターは、各地域や都道府県に1つは必ずある施設です。

地域の状態を良く理解しているので、地域の公的サービスなどと連携をとりながらサポートを行ってくれます。

いのちの電話は、基本的には電話が相談窓口です。費用は無料で、相談の際に名前を名乗る必要もありません。

家族の精神疾患に関する相談で伝えるべきことは?


相談の画像

相談では主に3つの事柄を確認します。先にまとめて正確な情報を伝えることができ、より的確なサポートを受けることができます。

本人の生活状況や既往歴


生活_喧嘩

患者本人の生活状況や既往歴は必ず聞かれるので、できる範囲で構いませんがまとめておいてください。

生活状況とは1日の生活パターンなどです。食事や睡眠の状況や、ギャンブルやお酒などの依存症の有無。また、幻覚などの症状が出ていないかなどです。

既往歴はこれまでかかった病気や怪我、現在服薬している薬の種類などになります。特に精神科への入退院の事実があれば、時期や診断名も必要です。

精神障碍者福祉手帳や療育手帳を持っている方は、等級なども確認しておいてください。

精神疾患を疑う症状や状況


イライラ_怒り

なぜ、精神疾患を疑っているのか、疑ってしまった状況や本人の言動は具体的にまとめておきましょう。

言葉にすることが難しければ、写真や動画がとても有効です。相談員や医師も、実際に目で確認することで正確に現状を把握することができます。

可能であれば、日付も記録しておいてください。時系列や時間を知ることができれば、一日のどの時間帯に症状が出るなど、パターンを見つけることも可能です。

どんな助けを求めているのか


ハート

相談員も相談者の「助けてほしい」という気持ちはわかっても、具体的にどのようなサポートを受けたいのかを伝えてもらわないと適切なサポートを行うことはできません。

困っていること、してほしいサポート、将来の事、緊急性の有無など、相談者の話し方次第で得られる支援には違いが出てきます。

できるだけ冷静に道筋を立てて話すことが大切です。特に、公的機関だと早急に対応することが難しい場合もあるので、時間的に余裕をもって相談に行かれることをおすすめします。

Point

相談したいことはメモ

言動や行動を記録する

サポートについて決める

精神疾患を扱っている診療科をチェック


チェック

精神疾患を請負う医療機関は、いくつか種類があります。それぞれ専門の分野があるので、迷ったときには下記を参考に選んでください。

精神科


医師
診療科 精神科

心因性のテーブル画像
扱っている
症状
・気持ちが落ち込む
・意欲が出ないなど
治療対象
となる病名
・うつ病
・双極性障害
・パニック障害など

精神科が専門に行うのは、うつ病やパニック障害などに症状が出る病気の治療です。精神症状が出た際には、まず精神科を受診してみてください。

症状によっては、より適切な医療機関を紹介することもできます。精神疾患に限らず、病気は治療が早ければ早いほど軽い治療で効果を出すことが可能です。

そのため、診療科を迷い受診が遅れることは、デメリットでしかありません。症状の軽い段階で、精神科か心療内科どちらか受診することをおすすめします。

心療内科


気分の画像
診療科 心療内科

鬱病のテーブル画像
扱っている
症状
・食事に関する疾患
・ストレス性疾患など
治療対象
となる病名
・摂食障害
・緊張性頭痛
・過敏性腸症候群

心療内科は、心の負担が身体の内側に生じた際に受診します。ストレスからの摂食障害や緊張性頭痛などが主な症状です。

日本において、診療科と心療内科の役割は明確に分かれていません。診療科での摂食障害の治療や、心療内科でのうつ病の治療は珍しく無いのが現状です。

そのため、自宅からの距離や医師の人柄など、通いやすい方に通院してください。特に心の病は、医師の信頼関係が大切になります。

いくつか医療機関を受診して自分に合う医師を探してみるのもおすすめです。

神経内科


遺伝の画像
診療科 神経内科

カウンセリングのテーブル画像
扱っている
症状
・もの忘れ
・手足が動かないなど
治療対象
となる病名
・認知症
・パーキンソン病

神経内科では、脳内の中枢神経や末梢神経に生じた症状の治療を専門に扱います。脳以外にも筋肉や脊髄(せきずい)などの異常で、体を上手く動かせない時にかかる診療科です。

身体が震える、上手く物が掴めないなどの症状が表れた時に受診してください。脳腫瘍など手術が必要な場合には、脳神経外科が対応します。

神経内科は精神療法や外科処置ではなく、薬などを使用して症状改善や進行を遅らせることに重きを置いた治療を行います。

Point

うつ病やパニック障害は精神科

体に症状が出たら心療内科

神経が問題なら神経内科

家族から本人に受診を説得するためのポイント


ポイントの画像

無理やり連れていくと、家族と本人の信頼関係が崩れる可能性があります。本人が納得して受診できるように、言葉をかけることが大切です。

受診の必要性を繰り返し伝える


医者の画像

家族が治療を受ける本人の敵になってはいけません。味方としてあり続けることで、スムーズに受診や治療を受けさせることができます。

大切なのは、言葉かけです。受診が必要なことを繰り返し根気よく伝え続けましょう。ポイントとしては、伝えるときは分かりやすくはっきりと話すよう心掛けることです。

本人は難しいことを考えられる状況ではないかもしれません。あいまいな伝え方では、受診の意図が伝わらない可能性があります。

本人の訴えに耳を傾ける


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家族と同じか、それ以上に患者本人も不安を抱えています。そのため、受診したくない理由があるのなら、きちんと聞いてあげてください。

パニックになってしまって上手く伝えられないこともあります。そんな時には焦らず、うなずきや相手の言葉を繰り返すことで話しやすい環境が作られます。

相手の感情に自分も巻き込まれないように注意してください。同じようにイライラや不安を表に出してしまうと、話を続けられなくなります。

家族も一緒に興奮してしまったら、一度距離をおいてお互い冷静になってから説得を再開します。

心配していることを誠実に伝える


家族の画像

家族は患者本人が大切な事、心配していることは言葉にして伝えてあげてください。「病院に行こう」だけでは、本人の気持ちを前向きに変えることは難しいでしょう。

「あなたのことを心配している」「あなたのことが心配だから、病院に行ってほしい」と伝えるだけで、家族の気持ちが自分に向いていることを確認することができます。

本人が苦しさや症状について話してくれるのならば、決して否定せず気持ちに寄り添うことが大切です。

Point

必要なことは簡潔に伝える

本人の訴えを否定しない

家族は味方であることを伝える

精神疾患のある家族と接する際の注意点


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精神疾患の治療は、家庭の環境や家族の接し方が重要になってきます。3つのポイントにまとめているので、参考にしてください。

正常な部分と病気の部分を区別する


分類2の画像

第一に、家族が病気について学び理解することが大切です。そして、病気によってできないこともあるけれど、正常な部分も大きく残っていることを知ってください。

身体的な病気や怪我と違い、精神疾患は分けて考えることが難しい病気です。それでも、精神疾患はその人のほんの一部分を侵しているだけにすぎません。

病気に侵されている部分と正常部分をしっかりと区切ることで、過干渉になることなく必要な部分だけをサポートすることができます。

本人の生活のしづらさを理解する


おばあちゃん_驚く_納得

精神疾患は一見すると、何も異常がないように思われがちです。身体の怪我のように足を骨折したから歩きにくいなど、目に見えての生活のしづらさを周りが感じにくい病気です。

しかし、患者本人は生活のしづらさを感じている現実があります。家族や周囲は怪我と同じように、病気だから○○がしにくいのだという理解が必要です。

骨折していても松葉づえや手すりがあれば、歩くことができます。同じように精神疾患でも適切なサポートができることも広がるのです。

本人ができることは自分でできるようサポートする


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病気の治療には家族や周囲のサポートも大切です。しかし、それと同じくらいに自分でできることは自分ですることも大切になります。

特に家族は、本人を大切に思いすぎて過保護になりがちです。本人ができることにも手を差し伸べてしまうと、本人の意欲の低下を招きます。

結果、できないことが増えて社会生活への復帰が遠のくことにもなりかねません。行動に時間がかかっても、できることは自分でしてもらい自立への足掛かりとしてください。

Point

病気と正常な部分を分ける

生活のしづらさを理解する

できないことをサポートする

精神科訪問看護を利用するという選択肢も


看護師_問診_検査

精神疾患を家族だけでサポートすることは大変です。専門家の手助けがほしい、一人暮らしで他人のサポートを受けたい場合には精神科訪問看護と言う選択肢があります。

精神科訪問看護とは?


疑問の画像
サービス名 精神科訪問看護
看護師2のテーブル画像
ケア内容 ・日常生活の維持
・生活技能の獲得、拡大など
訪問日数 原則週3日以内

精神科訪問看護とは、精神疾患を患っている方を専門に扱う訪問看護です。訪問するスタッフは、専門知識を持つ医療従事者になります。

より安定した日常生活を送れるようにサポートを行うと同時に、社会生活への復帰に向けて多方面の関連機関と連携を図り対応してくれます。

精神疾患の治療は、重篤にならない限り基本的には在宅です。定期的に外部からサポートや指導を受け、地域で孤立することなく治療を続けることができます。

精神科訪問看護のサポート内容


医療の画像
  • 症状のコントロールや治療の相談
  • 日常生活の援助
  • 対人面の相談
  • 気分転換の援助・健康管理
  • 服薬管理状況確認、援助
  • 家族の悩みや不安の解消
  • 社会資源の活用援助

精神科訪問看護のサポート内容は多岐に渡ります。日常生活の補助から服薬管理、本人だけでなく家族の相談を請け負うことも可能です。

このサポート内容は、医師の診察のもと指示がなされます。ただし、訪問看護で大切なことは、症状や目的に合った適切なサポートを行うことです。

サポート内容が合わないと感じた時などは、スタッフや主治医に相談してみてください。適切なサポートを行うには、本人や家族の希望を明確にし良く話し合うことが大切です。

精神科訪問看護ならシンプレ看護ステーションへ!


シンプレの画像

訪問看護ステーションは、地域に根差した活動を行っています。今回は東京都を中心に訪問看護を行うシンプレ看護ステーションを紹介します。

シンプレ訪問看護ステーションとは?


疑問

シンプレ看護ステーションとは、東京都新宿区にある精神科に特化した訪問看護を行う機関です。

専門知識を持つ多数の医療従事者を有し、チームを組んで訪問看護に取り組んでいます。うつ病から各種依存症まで、カバーできる精神疾患の種類も豊富です。

訪問看護の利用者になれば、電話での対応で24時間年中無休で対応してもらうことも可能です。

緊急性の高い連絡には、迅速に対応できる高い機動力を持つ訪問看護ステーションです。

シンプレ訪問看護ステーションの対応エリア


東京2の画像
  • 新宿区
  • 中野区
  • 豊島区
  • 練馬区
  • 千代田区

シンプレ看護ステーションが対応しているエリアは、リストに記載している5つのエリアが中心となります。

ただし、状況によってはエリア外の地域でも対応することが可能です。地域外だからとあきらめずに、まずは相談するようにしてください。

シンプレ看護ステーションでは、主だってメールや電話で相談を受け付けています。訪問看護の開始は、主治医から訪問看護の指示書を受け取り、面談でサポート内容を説明した後からです。

Point

エリア外でも対応可能

精神疾患特化の訪問看護

24時間緊急時の対応可能

まとめ:家族の精神疾患が疑われる場合は早めに相談することが大切!


生活の画像

感情の起伏が激しい・眠れていない・落ち込みやすいなど、家族の異変に気づいたら早めに保健センターなど公的機関に相談してみてください。

患者の状況に応じた専門の医療機関を紹介することができます。精神疾患でも、自宅での治療に不安がある場合には訪問看護サービスを受けることが可能です。

特にシンプレ訪問看護ステーションは、精神疾患に特化した訪問看護施設です。専門知識を持つスタッフが、生活の補助から社会生活への復帰まで多方面のサポートを行います。

訪問看護のサポートを受けたい方は、まずは相談してみましょう。