不眠症が長く続くとうつ病になりやすい?対処法や治療法を解説!
夜に十分眠れない状態が続くと、心身のバランスが崩れやすくなり、特に不眠症とうつの関係が問題になることがあります。
「最近眠れない日が増えてきた」「疲れているのに寝つけない」と感じる状態が続くと、生活への影響だけでなく、気持ちの落ち込みや意欲低下につながることもあります。
ここでは、不眠症の基礎知識から、うつ病との関係までわかりやすく解説します。
心当たりがある方は、早めに対策をとるための参考にしてください。
不眠症とは?うつ病との関係性

不眠症とは
不眠症とは、寝つきにくい・途中で目が覚める・朝早く起きてしまうなどの状態が続き、日中の活動に支障が出る状態を指します。
その原因はストレスや生活リズムの乱れ、心理的負担などさまざまですが、休息が不足した状態が続くと意欲の低下やだるさ、集中力の低下が起こりやすくなります。
不眠が慢性化すると、気分の落ち込みが強くなることもあり、日常生活のリズムを保つことが難しくなる場合があります。
不眠と睡眠不足の違い
・布団に入っても眠れない
・眠るまでに時間がかかる
・夜中に何度も目が覚める
・早朝に目が覚めて眠れない
睡眠不足
・日中の強い眠気
・集中力の低下
・イライラや不安感
不眠症は「眠りたいのに眠れない」状態であり、単なる睡眠時間の不足とは異なります。
ストレスや悩み事などで脳の緊張が続くと、寝つきが悪くなることが多く、その状態が続くと日中の集中力低下やミスの増加など実生活に影響が及ぶことがあります。
うつ病と不眠の関係性
不眠症とうつ病は密接に関係しており、その関係は一方向ではありません。
睡眠の質が低下すると気分の落ち込みや意欲の喪失につながり、逆にうつ病が先に生じることで不眠がさらに悪化することもあります。
ここでは、その関係を3つの視点から整理します。
不眠がうつ病を引き起こす場合
不眠が続くと脳や身体が十分に休息できず、ストレスへの耐性が低下します。
慢性的な睡眠不足は気分の調整を司る機能を弱め、結果としてうつ病を発症するリスクが高まるとされています。
うつ病が原因で不眠になる場合
うつ病になると、早朝覚醒や中途覚醒などの睡眠障害が現れやすくなります。
気分の落ち込みや不安感によって眠りが浅くなり、寝ても疲れが取れないという状態に陥ることも少なくありません。
悪循環のメカニズム
不眠とうつ病は互いに悪化させ合う悪循環に陥りやすい特徴があります。
眠れないことで気持ちが塞ぎ、気分の落ち込みがさらに睡眠を妨げるという流れが続くと、自力で改善することが難しくなるため、早めの相談や治療が重要です。
不眠症の患者数と現状

不眠症の患者数(日本・世界)
21.7%
2016年
20.9%
2017年
21.9%
不眠症に悩む方は年々増加傾向にあると言われ、厚生労働省の調査でも日本人の約5人に1人が「睡眠による休息がとれていない」と回答しています。
これは、単なる睡眠不足ではなく、質の良い睡眠を確保できていない状態が広く見られることを示しています。
とくに現代社会では、仕事や家庭のストレス、生活習慣の乱れ、精神的負担など複合的な要因によって、不眠症が慢性化しやすくなっています。
慢性的な不眠は心身へのダメージが蓄積し、うつのリスクが高まる点も無視できません。
世界的にみても不眠症は広がっており、社会全体の生産性や健康問題に影響を与える“現代病”として注目されています。
40代の平均睡眠時間
・女性:52.4%/男性:48.5%
6時間以上7時間未満
・女性:32.9%/男性:35.7%
7時間以上8時間未満
・女性:11.3%/男性:12.2%
8時間以上
・女性:3.4%/男性:3.7%
40代は仕事・家事・育児などの負担が重なりやすく、十分な睡眠時間を確保しづらい世代です。
実際に半数近くの人が睡眠6時間未満とされ、日々の疲れが回復しきらないまま過ごしている人も少なくありません。
睡眠時間が短い状態が続くと、集中力低下やイライラ、精神的ストレスの増加などがみられ、不眠症の悪化やうつの併発につながることがあります。
睡眠の質を高める工夫や生活リズムの調整が必要ですが、自力で改善できない場合は早めの相談が大切です。
不眠症の症状

布団に入ってもなかなか眠れない
中途覚醒
夜中に目が覚めてその後眠れなくなる
早期覚醒
予定より早く目が覚め、その後眠れない
熟眠障害
十分に寝たはずなのにスッキリしない
不眠症にはいくつかのタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。
もっとも多いのは「入眠障害」で、疲れているのに寝つけない、頭が冴えてしまうといった状態が続きます。
また、寝つけても夜中に何度も目が覚める「中途覚醒」が重なると、睡眠の質が極端に落ち、日中の活動に支障が出ることがあります。
朝早く目が覚めてしまう「早期覚醒」は、うつ病の症状としてもよくみられるため注意が必要です。
とくに、これまで問題なく眠れていた人が急に早朝に目覚めてしまうようになった場合、心の状態が不安定になっている可能性があります。
さらに、十分な睡眠時間を確保しているのに疲れがとれない、ぐっすり眠った感じがしない場合は「熟眠障害」が疑われます。
これらの症状が続くと、集中力の低下、意欲の減退、イライラ、不安感の増加などが起こりやすくなります。
精神的なバランスが崩れると、不眠症とうつが相互に悪化する悪循環が生じることもあります。
改善のためには、睡眠の問題を一人で抱え込まず、早めに相談することが大切です。
不眠症の原因

環境やストレス
不眠症の原因として多いのが、環境の変化や心理的ストレスによる影響です。
仕事や家庭の問題、将来への不安など、心に負担がかかる状態が続くと脳が緊張しやすくなり、本来リラックスして眠りにつくはずの時間にうまく切り替えができなくなります。
また「今日も眠れないかもしれない」という不安が強くなると、さらに眠れなくなる“悪循環”に陥ることがあります。
特にストレスが強い時期は、寝つきが悪くなるだけでなく眠りが浅くなり、夜中に目が覚めてしまうケースも増えます。
こうした状態が慢性的に続くと日中の集中力が落ち、気持ちが落ち込みやすくなるため、うつのリスクにもつながります。
生活の乱れ
生活リズムの乱れも不眠症の大きな原因です。
寝不足の翌日に長時間寝てしまったり、週末に「寝だめ」をしたりすると体内時計がズレやすくなります。
体内時計が乱れると寝つくタイミングが合わなくなり、十分に眠れない状態が続きやすくなるため注意が必要です。
また、カフェインの摂りすぎや夜遅い時間のアルコールも睡眠の質を下げる要因になります。
一時的に眠気を感じても、夜中に目が覚めやすくなるなど深い睡眠が妨げられ、結果として疲れが残ってしまいます。
こうした影響が続くと、気持ちの調子まで不安定になることがあります。
加齢
年齢を重ねると体内時計の調整機能が弱まり、自然と睡眠の質や量が変化していきます。
その結果、早朝に目覚めてしまったり、夜中に起きてしまったりする回数が増えることがあります。
以前より眠れないことで不安が強くなると、かえって眠りづらくなるため、まずは加齢による変化を受け入れつつ、無理に寝ようとしない姿勢も大切です。
また、加齢とともに増える病気――たとえば認知症やうつなど――が背景にある場合もあり、睡眠の問題が心の状態のサインとなることもあります。
これらの症状が重なると、日常的な疲れやすさや意欲低下が強まり、不眠症とうつが相互に影響し合う状態になりやすいため、早めの相談が安心につながります。
不眠症の診断・検査方法

問診と生活習慣の確認
不眠症が疑われる場合、まず行われるのが医師による問診です。
眠れない状況がいつから続いているのか、寝つきや中途覚醒の有無、日中の眠気や集中力の低下など、生活への影響を細かく確認します。
さらに、ストレス状況、仕事の負担、就寝前の習慣なども重要な手がかりとなります。
睡眠の問題は生活リズムや精神状態とも深く関わっているため、うつ症状の有無が確認されることもあります。
特に早朝覚醒はうつに伴いやすいため、正確な情報を伝えることが診断につながります。
問診はシンプルなようで、改善の糸口を見つけるうえで非常に大切なステップです。
睡眠日誌やアクチグラフ
睡眠の状態をより正確に把握するために、睡眠日誌の記録をお願いされることがあります。
就寝時間・起床時間・目覚めた回数・日中の眠気などを書き込み、一定期間続けることで傾向が見えてきます。
また「アクチグラフ」という腕時計型の装置を使う検査もあり、日常生活の動きをもとに睡眠と覚醒のリズムを分析できます。
これらの方法は身体への負担が少なく、普段通りの生活の中で不眠症の状態を確認できるため、正しい治療方針を決める際に役立ちます。
特に、生活リズムの乱れが原因の場合は改善点を客観的に把握しやすくなるのが特徴です。
睡眠ポリグラフ検査
より詳しい検査が必要な場合、医療機関で「睡眠ポリグラフ検査(PSG)」を行うことがあります。
これは脳波・呼吸・心電図・筋電図など複数のデータを同時に測定し、眠りの質を詳しく調べる検査です。
睡眠時無呼吸症候群など、別の睡眠障害が疑われる場合にも実施されます。
この検査によって、眠りが浅くなるタイミングや覚醒の原因がわかり、適切な治療につながります。
とくに症状が長く続く不眠や、うつとの関連が強いケースでは、客観的なデータが改善の大きな手がかりになります。
睡眠の問題は「気のせい」で片づけられないため、必要に応じて専門的な検査を受けることが重要です。
不眠症の治療法・対処法

薬物療法
不眠症の治療では、医師の判断により薬物療法が行われることがあります。
睡眠薬は不眠そのものを改善するために役立ちますが、正しく使用しなければ効果が得られなかったり、依存や耐性の問題が生じる可能性もあります。
そのため、自己判断で増減させず、必ず医師の指示に従うことが大切です。
薬には、脳の過度な覚醒を抑えるタイプや、自然な眠りをサポートする鎮静作用のあるものなど種類が分かれています。
また、うつを伴う不眠症の場合は睡眠薬だけでなく、気分の落ち込みを改善する薬が必要になることもあります。
薬物療法はあくまで治療の一部であり、生活習慣の見直しと組み合わせることで、より効果的に改善を目指すことができます。
行動療法(認知行動療法など)
不眠症の改善には、睡眠に対する考え方や行動のクセを整える「認知行動療法(CBT-I)」が有効とされています。
「眠れないと困る」といった不安が強い場合、その思考自体が緊張を生み、眠れない原因になってしまうためです。
認知行動療法では、睡眠に対する不安を軽減し、ベッドに入るタイミングを調整するなど、自然な眠気に合わせて就寝する習慣を身につけます。
特に「寝つけないからとりあえず布団に入る」という行動は悪循環を招くため、専門家と相談しながら睡眠スケジュールを整えることが重要です。
また、日中の行動を見直したり、ストレスを減らす工夫を取り入れたりすることで、不眠症とうつの悪循環を断ち切るサポートになります。
生活習慣の改善
生活リズムの乱れは不眠症の大きな要因となるため、日常の習慣を整えることも重要です。
朝は決まった時間に起きて太陽の光を浴びる、夜は照明を落としてリラックスできる環境を作るなど、眠りにつきやすい状態へと整えていきます。
また、寝る前のスマホやPCは脳を刺激し、眠気を妨げるため控えるのが理想です。
さらに、カフェインやアルコールの摂りすぎは睡眠の質を下げるので注意が必要です。深
夜の飲酒は一度眠気を感じても眠りが浅くなり、途中で目が覚めやすくなります。
生活習慣の改善は薬物療法より即効性は低いものの、根本的な改善につながり、再発予防のためにも欠かせません。
こうした取り組みを続けることで、睡眠の質を高め、日中の活動も安定しやすくなるというメリットがあります。
不眠症を予防する生活習慣

睡眠環境を整える
不眠症を予防するためには、まず「眠りやすい環境づくり」が欠かせません。
部屋の照明を落とし、寝室の温度・湿度を一定に保つことで、身体が自然と眠りに向かいやすくなります。
また、寝具が体に合っていない場合も眠りの浅さにつながるため、枕の高さやマットレスの硬さを見直すこともポイントです。
さらに、就寝前に強い光を浴びると体内時計がずれてしまい、寝つきに影響します。
特にスマホやパソコンのブルーライトは脳を覚醒させるため、睡眠直前の使用は控えましょう。
こうした取り組みは、不眠症を未然に防ぎ、うつのような気分の落ち込みにつながるリスクを軽減する上でも重要です。
カフェイン・アルコールとの付き合い方
カフェインは眠気を覚ます作用があるため、夕方以降に飲むと寝つきが悪くなることがあります。
コーヒーだけでなく、紅茶・緑茶・エナジードリンクにも含まれているため、摂る時間帯に注意が必要です。
また、「寝酒」としてアルコールを飲む方もいますが、これは逆効果です。
飲酒後は一時的に眠気が強くなるものの、夜中に目覚めやすくなり、睡眠の質が大きく低下します。
深い睡眠がとれない状態が続くと、疲れが抜けず、不眠症や気分の落ち込みを招くこともあるため、適量を守りつつ上手に付き合うことが大切です。
適度な運動
適度な運動はストレスの軽減につながり、不眠症の予防にとても効果的です。
激しい運動でなくても、散歩や軽いストレッチなど、無理なく続けられるもので構いません。
日中に身体を動かすことで程よい疲労感が生まれ、夜に自然な眠気が訪れやすくなります。
特に朝の散歩は、太陽の光を浴びることで体内時計が整い、睡眠のリズムが安定しやすくなります。
また、継続的に運動を行うことで、ストレス耐性が高まり、不眠症とうつの悪循環を防ぐ助けにもなります。
忙しい日でも少しだけ体を動かす習慣をつくることが大切です。
不眠症の相談場所

相談場所一覧
- 保健所、保健センター
- 精神保健福祉センター
- 精神科病院
- 精神科訪問看護
不眠症や睡眠の悩みは、放置すると心身のバランスが崩れ、日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。
特に長期間の不眠は気分の落ち込みや意欲低下を招き、うつとの悪循環につながることも少なくありません。
そのため、早めに相談できる場所を知っておくことが大切です。
上記の相談先はいずれも専門的な知識を持つスタッフが対応してくれるため、一人で抱え込まず気軽に相談できる環境が整っています。
ここからは、それぞれの窓口でどのような支援が受けられるのか、詳しく見ていきましょう。
相談窓口の詳細
保健所・保健センター
保健所や保健センターでは、「こころの健康相談」などの名称で精神的な悩みに関する相談窓口が設けられています。
担当の保健師や専門医が話を聞いてくれるため、不眠症についての不安や生活上の困りごとを気軽に相談することができます。
必要に応じて、地域で利用できる支援やグループ活動の案内を受けることも可能です。
困りごとを書き出して整理しておくと、よりスムーズに相談できるでしょう。
精神保健福祉センター
精神保健福祉センターは都道府県などが設置している相談機関で、精神保健全般に関する相談を受け付けています。
精神保健福祉士、公認心理師、作業療法士など多職種の専門家が在籍しており、不眠症に伴うストレスや日常生活の不安まで幅広く対応してくれます。
生活の調整や支援につながる情報提供をしてくれるため、どこに相談すればよいかわからない場合にも利用しやすい場所です。
精神科病院
精神科病院や心療内科のクリニックでは、不眠症の診断や治療を受けることができます。
とくに早朝覚醒や強い不安が続く場合は、専門的な治療を行う医療機関での診察が有効です。
うつの症状を併発している可能性がある場合は、医師が必要に応じて薬物療法や心理的支援の提案をしてくれます。
入院治療が必要なケースでは、適切な病院についての相談も可能です。
精神科訪問看護
精神科訪問看護では、看護師などが自宅を訪問し、不眠症によって乱れた生活リズムの調整や服薬管理、日常の困りごとの相談など、生活に密着したサポートを行います。
医師の指示のもと訪問が実施され、状態に応じて週5日まで支援を受けられる場合もあります。
特に、不眠による気分の落ち込みや生活の乱れが強い場合、自宅で継続して支援を受けられる環境は大きな安心につながります。
在宅で無理なく改善を目指したい方に適した支援です。
精神疾患をお持ちならシンプレへ

当ステーションの特徴
シンプレ訪問看護ステーションでは、精神科に特化した訪問看護サービスを提供しています。
看護師・准看護師・作業療法士といった専門職が在籍し、外出が難しい方や、ご自宅での生活に不安を抱える方に寄り添いながら支援を行います。
利用される方は、不眠症やうつ、統合失調症、発達障害など、それぞれ異なる背景を抱えています。
そのため、シンプレでは一人ひとりの価値観や生活スタイルを尊重し、丁寧なコミュニケーションを大切にしています。
また、事業所内のバックオフィス体制を整え、多職種との連携を密に行うことで、安心して生活できるようサポートしています。
精神疾患の一例(不眠症・うつ病など)
・生活がアルコール中心になる
統合失調症
・幻覚や妄想などによって生活に支障が出る
PTSD
・強いストレス体験の記憶が突然よみがえる
その他精神疾患全般
シンプレでは、上記のような精神疾患をはじめ、不眠症やうつなど気分の不調を抱える方の支援も行っています。
症状により生活のしづらさが大きく異なるため、利用者様一人ひとりの状況に合わせて支援内容を調整しています。
不眠症の場合は生活リズムの調整や睡眠衛生のアドバイス、服薬管理のサポートなどを行い、うつ病のように気分の落ち込みが強い場合は、日常生活を整え直すための支援や外部機関との連携を強化します。
在宅で安心して過ごせる環境づくりを重視し、継続的なサポートを提供しています。
シンプレ訪問看護ステーションの対応エリア
-
<東京都>
・東京23区
※足立区、荒川区は1部エリアとなります。
・西東京市
・三鷹市
・調布市
・武蔵野市
・府中市※1部エリア
・東久留米市※1部エリア
<埼玉県>
・和光市
・朝霞市
・戸田市※1部エリア
・川越市※1部エリア
・新座市※1部エリア
・川口市※1部エリア
シンプレの訪問エリアは、東京23区・西東京市・武蔵野市・三鷹市・調布市・府中市・東久留米市・埼玉県の一部です。
近隣地域でも訪問可能な場合があるため、ご希望の際はお気軽にご相談ください。
訪問は週1〜3回を基本とし、必要に応じて週4回以上の対応や祝日・土曜日の訪問も行っています。
1回あたり30〜90分の訪問で、生活リズムの調整、服薬支援、再発予防、社会復帰に向けた支援などを状態に合わせて行います。
精神科訪問看護は医療保険の適用となり、自立支援医療制度などの公的制度も利用できます。
ご相談の問い合わせはこちら▼
まとめ

不眠症とうつは密接に関係しており、どちらか一方の状態が悪化すると、もう一方にも影響が及びやすいという特徴があります。
眠れない日が続くと「ただの疲れ」と考えてしまいがちですが、慢性的な不眠は心身のバランスを崩し、日中の集中力の低下や意欲の減退につながることもあります。
とくに早朝覚醒や寝ても疲れが取れない状態が続く場合は、気分の落ち込みが背景にある可能性もあるため注意が必要です。
まずは、睡眠環境を整える、生活リズムを調整するなど、できる範囲で対策を行うことが大切です。
適度な運動やカフェインの調整など、日常生活の見直しだけでも改善につながることがあります。
しかし、一人で抱え込んでしまうと不安が強まり、症状が悪化してしまう場合もあります。
そんなときは、保健所や精神保健福祉センター、精神科医療機関など、早めに相談できる場所を活用することで、安心して改善へ向かう第一歩が踏み出せます。
また、不眠症やうつのように「生活と密接に関わる悩み」は、継続的なサポートを受けることで改善しやすくなるケースもあります。
シンプレ訪問看護ステーションでは、ご自宅での生活を支えながら、睡眠の悩みや気分の波に寄り添い、専門職が状態に合わせてサポートを提供しています。
心身の負担を軽減し、自分らしい生活を取り戻すための支援を行っていますので、つらい時は一人で悩まずご相談ください。
不眠症は誰にでも起こりうる身近な問題ですが、適切な対処をすれば改善できます。
症状に気づいた時点で早めにケアを始めることで、悪循環を断ち切り、安心して日々を過ごすための力になります。
睡眠や気分の不調を感じたら、遠慮なく専門家へ相談することが大切です。
無理をせず、あなたのペースで改善に向けて歩んでいきましょう。
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