疾患 2020-10-30

PTSDの治療は可能です!症状にもとる様々な治療についてを解説します!

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PTSDの治療方法について知りたいとお考えですか?PTSDは心的外傷後ストレス障害とも呼ばれ、天災・事故・犯罪・虐待など、極度のストレスによって発症する病気です。

自然回復することも多い病気ですが、症状が長期的に続く場合には専門家による治療が必要となります。

今回は、PTSDの治療方法や相談先などについて詳しく紹介します。

PTSDによってご自身あるいはご家族が苦しんでいるという方は、ぜひこの記事を読んで適切な対処方法について知っておきましょう。

PTSDの治療はどのように行われる?

疑問

はじめに、PTSD(心的外傷後ストレス障害)はどのような方法で治療が行われているのかを見ていきましょう。

薬物療法

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治療名 薬物療法
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治療内容 SSRIなどの抗うつ薬の投与
治療期間 1年程度

トラウマ(心的外傷)になるような体験をしてPTSDを発症すると、精神のバランスが崩れてしまい、うつ病や不安障害などの合併症を起こすことが多いです。

PTSDの合併症のうつ病や不安障害などは、SSRIなどの抗うつ薬の投与による薬物療法で治療が行われます。

SSRIとは、うつ病や不安障害などの精神疾患の治療に広く使用されているお薬で、従来の抗うつ薬と比べると副作用が少ないことが特徴です。

認知行動療法

リハビリの画像

PTSDは認知行動療法(非薬物療法)によっても治療が行われます。

持続エクスポージャー療法(PE療法)

看護師_指導
治療名 持続エクスポージャー療法
カウンセリングのテーブル画像
治療内容 トラウマに焦点を当てた認知行動療法
治療期間 1回90分を週に1〜2回
(全10〜15回)

認知行動療法とはお薬を使用しない非薬物療法で、認知(ものの考え方や受け取り方)に働きかけて、PTSDを発症した患者さんの気持ちを楽にするための治療法です。

持続エクスポージャー療法は認知行動療法の一種で、安全な環境下でトラウマへの記憶を思い出させ、トラウマに慣れさせることで、トラウマを乗り越えられることを学びます。

持続エクスポージャー療法は70~80%程度の回復がみられる有効な治療法ですが、専門家が少なく、持続エクスポージャー療法を行える施設が少ないことがネックです。

認知処理療法(CPT療法)

カウンセリングの画像
治療名 認知処理療法
リハビリのテーブル画像
治療内容 曝露療法と認知療法の組合せ
治療期間 1回50〜90分を週に1回
(全12回)

PTSDは発症しても自然回復することが多いですが、PTSDがなかなか治らない方は、トラウマに対する考え方に問題がある場合があります。

認知処理療法(CPT療法)とは、心の仕組みを理解し、トラウマについての考え方や認知を見直すことで、トラウマを乗り越えられることを学びます。

認知処理療法では、何がPTSDの自然回復を阻害しているのかを明らかにして、トラウマについての考え方を変えることで、PTSDからの回復を目指します。

眼球運動脱感作療法(EMDR療法)

目のストレッチの画像
治療名 眼球運動脱感作療法
目の治療テーブル画像
治療内容 眼球運動などの両側性刺激を
用いたトラウマ記憶の処理
治療期間 1回90〜120分
(全数回〜数十回)

ショックが大きい体験をした時には、「目が点になる」状態になることがありますが、目の動きが止まると、その時に体験した出来事が未処理の体験として脳の中に残ります。

眼球運動脱感作療法(EMDR療法)とは、トラウマになっている体験を思い出しながら、眼球を左右に動かすことで気持ちを楽にする療法です。

トラウマになっている体験を映画を見るように思い出しながら眼球を動かすことで、脳が未処理になっている体験を処理することができ、気持ちが楽になってきます。

Point

PTSDの合併症のうつ病などは薬物療法で治療

認知行動療法は薬物を使わない非薬物療法

認知行動療法でトラウマを乗り越える

PTSDの症状にはどんなものがある?

ptsd

PTSDの治療法について見てきましたが、次はPTSDの症状にはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。

強烈な恐怖感・無力感

無力感の画像

トラウマになった体験の記憶が蘇り、強烈な恐怖感や無力感にさいなまれ、ふとしたきっかけで突然、体験した記憶が鮮明に蘇る「フラッシュバック」が起こる場合もあります。

トラウマになった体験の記憶が蘇っていない時でも、常に神経が張り詰めた状態が続き、イライラしたり、ささいなことに驚いたり、ぐっすりと眠れなくなることもあります。

時間が経過しても自然回復せず、この状態が長く続くとPTSDの合併症のうつ病や不安障害、不眠症になることがあり、薬物療法などで合併症の治療が必要になってきます。

再体験症状

フラッシュバック

体験した記憶が鮮明に蘇る「フラッシュバック」が起きた時には、トラウマになった体験を再体験しているような感覚に陥ることがあります。

また、トラウマになった体験が繰り返し夢に出てくることもあり、フラッシュバックや悪夢でトラウマになっている体験を再体験することで、さまざまな症状が現れます。

動悸や呼吸困難、吐き気などが主な症状で、冷や汗をかいたり体がこわばるといった症状が出ることもあります。

感情コントロールが困難

憂鬱_鬱病_落ち込む_不安

PTSDになると、何もないのに急に感情が不安定になって取り乱してしまったり、突然、泣いたり怒ったりするなど、感情のコントロールが困難になってしまうことがあります。

事情を知らない周りの人は突然のことに驚いてしまうので、周囲の人に心を閉ざしてしまったり、人間関係に悩んでしまうこともあるでしょう。

また、トラウマの記憶で苦しむのを避けるあまり、感情や感覚が麻痺してしまう症状が出ることもあります。

Point

フラッシュバックや悪夢に悩まされる

うつ病などの合併症になることがある

感情や感覚が麻痺してしまうことがある

PTSDを発症しやすいのはどんな人?

疑問

恐怖をもたらすようなつらい体験をしても、PTSDを発症するとは限りません。では、PTSDを発症しやすいのはどのような人なのかを見ていきましょう。

過去に精神的な病気を抱えていた方

過去の画像

過去にうつ病や不安障害、パニック症(パニック障害)などの精神疾患や心身症になった人は、PTSDを発症しやすい傾向があります。

ストレスに対する抵抗力が弱い人はPTSDになりやすい傾向があり、自律神経のバランスが崩れた状態が長く続くとPTSDになりやすいです。

また、PTSDが自然回復しないとうつ病や不安障害などの合併症を併発して精神疾患になることがありますので、PTSDと精神的な病気は密接な関係があります。

虐待などのトラウマを持っている方

虐待の画像

虐待などのトラウマを持っている方は、虐待された過去を人に話したくない傾向があり、誰にも話さず自分だけで抱え込んでしまいます。

過去のトラウマを人に話して共感を得る機会がないとPTSDを発症しやすくなるので、過去のトラウマを人に話して共感を得たり理解をしてもらうことが大切です。

虐待などのトラウマを持っていてPTSDで苦しんでいる方は、専門機関に相談されることをおすすめします。

男性よりも女性のほうが発症しやすい傾向

おばあちゃん_驚く_困る

統計的に見ると、男性よりも女性の方が約2倍PTSDの有病率が高く、女性はPTSDを発症しやすい傾向がありますが理由は定かではありません。

脳の構造や機能は男女によって違いがあるという研究報告があり、PTSDの治療も男女によって変えることを主張している研究者も存在します。

しかし、男性よりも女性の方がPTSDを発症しやすい明確な理由はわかっておらず、今後の研究が待たれるところです。

Point

PTSDと精神的な病気は密接な関係がある

虐待などのトラウマの悩みは専門機関で相談

女性の方がPTSDになりやすいが理由は不明

PTSDの相談はどこにすればいいのか?

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PTSDで悩んでいる方は専門機関に相談することが大切ですが、PTSDの相談はどこにすれば良いのかを見ていきましょう。

専門家に相談

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  • 保健所
  • 羅列市町村(保健センター)

  • 精神保健福祉センター
  • いのちの電話
  • 精神科医療機関

保健所や市町村の保健センター、精神保健福祉センターなどの行政機関には精神科医療の専門家が在籍しており、PTSDの相談ができます。

PTSDに苦しみ、自殺をしたいと考えるまでに至っている場合は、いのちの電話に電話をすると、訓練を受けた相談員に匿名で悩みを聞いてもらえます。

また、精神科や心療内科には専門医が在籍しており、夜間や休日でも対応してくれる精神科医療機関もありますので、いつでも専門家に相談することが可能です。

精神科訪問看護を利用するという選択肢も

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PTSDの相談は保健所などで対応をしてもらえますが、精神科訪問看護ステーションでもPTSDの相談に乗ってもらえます。

精神科訪問看護ステーションはPTSDにも対応しており、自宅療養をしている患者さんの自宅を専門職が訪問し、早期に社会復帰ができるように支援してくれます。

PTSDが自然回復せず、自宅療養を続ける場合は精神科訪問看護も選択肢に入れ、利用を検討されると良いでしょう。

Point

保健所や保健センターなどの行政機関に相談

精神科や心療内科に通院して医師に相談する

自宅療養をする場合は精神科訪問看護を利用

精神科訪問看護ではどんなことをしてもらえるのか?

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精神科訪問看護でもPTSDの相談ができますが、精神科訪問看護では具体的にどのようなことをしてもらえるのかを見ていきましょう。

精神科訪問看護とは?

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サービス名 精神科訪問看護
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職種 ・看護師
・准看護師
・作業療法士
訪問日数 原則週3日以内

精神科訪問看護とは、精神疾患がある患者さんの自宅に看護師などの医療従事者が訪問し、患者さんがより安定した生活を送れるように支援する訪問看護サービスです。

患者さんの自宅に訪問するのは、看護師や准看護師、精神保健福祉士、作業療法士などの有資格者で、医師の指示にしたがって看護や社会復帰に向けての指導などを行います。

PTSDによる合併症で自宅で療養を続けている方は、精神科訪問看護サービスを利用すると、療養上の必要な援助や助言などのトータルサポートが受けられます。

精神科訪問看護のサポート内容

チェック
  • 症状のコントロールや治療の相談
  • 日常生活の援助
  • 対人面の相談
  • 気分転換の援助・健康管理
  • 服薬管理状況確認、援助
  • 家族の悩みや不安の解消
  • 社会資源の活用援助

精神科訪問看護サービスの内容は上記のように多岐に及び、PTSDや薬物依存、アルコール依存症、統合失調症、適応障害、うつ病などの精神疾患全般が対象になります。

一般の訪問看護サービスとは異なり、精神科訪問看護は精神科に特化していることが特徴で、精神医療に精通している専門職によるトータルサポートが受けられることが強みです。

精神科訪問看護を利用することで、家庭や地域社会で生活を送りながら精神疾患の治療を継続することが可能になり、患者さんやご家族の負担を軽くすることに貢献します。

精神科訪問看護ならシンプレ看護ステーションへ!

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では最後に、東京都で精神科訪問看護サービスを提供しているシンプレ訪問看護ステーションをご紹介いたします。

シンプレ訪問看護ステーションとは?

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シンプレ訪問看護ステーションは精神科に特化した訪問看護サービスを提供しており、PTSDやPTSDによる合併症にも対応しています。

看護師や作業療法士などの専門職のスタッフがご利用者様の自宅を定期的に訪問し、生活支援や症状の悪化防止、服薬支援など、回復へ向けてのトータルサポートを行います。

シンプレ訪問看護ステーションには、PTSDに関する専門的な知識や経験が豊富なスタッフが多数在籍しており、PTSDの治療についても気軽に相談ができます。

シンプレ訪問看護ステーションの対応エリア

東京_地図
  • 新宿区
  • 中野区
  • 豊島区
  • 練馬区
  • 千代田区

シンプレ訪問看護ステーションは東京都新宿区を拠点に訪問看護サービスを展開しており、上記の東京都内中心部の5区が対応エリアになっています。

上記のエリア以外にお住まいの方でも、ご利用が可能な場合がありますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

シンプレ訪問看護ステーションは24時間365日体制でサービスを提供しておりますので、安心してご利用いただけます。

Point

精神科に特化した訪問看護サービスを提供

PTSDやPTSDによる合併症にも対応している

24時間365日体制で同日の複数訪問も可能

総括:PTSDを治療するには専門機関に相談することが大切!

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PTSDの治療に関することは、保健所や保健センターなどの行政機関、精神科や心療内科などの専門の医療機関で相談ができます。

精神科訪問看護でもPTSDやPTSDによる合併症の治療の相談ができ、自宅療養中の患者さんやご家族はトータルサポートを受けながら安心した生活が送れます。

シンプレ訪問看護ステーションは精神に特化した訪問看護サービスを提供しており、PTSDや合併症でお悩みの方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。