訪問看護 2020-11-13

訪問看護の際に出される「特別指示書」について解説

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「訪問看護を利用したいけど、特別指示書っていったい何のこと?」と疑問に思っていませんか?

特別指示書とは、主治医から出される訪問看護の指示書のうち、週に4日以上訪問看護を利用できる指示書のことです。

この記事では、そもそも指示書のことが分からないというかたのために、指示書の説明からしていきます。

訪問看護の仕組みやメリットが分かったらシンプレ訪問看護ステーションをぜひご利用ください。

特別指示書について紹介

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訪問看護とは、医師の指示のもと医療従事者が自宅に訪問しサポートを行うサービスです。医師の指示が記されているのが、通常の指示書になります。

特別訪問看護指示書ってなに?

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特別訪問看護指示書とは患者の状態が急激に悪くなり、頻繁に訪問することが必要な時に交付される指示書です。交付するのは患者の主治医で、診察をもとに判断を行います。

緊急時に交付される指示書のため、通常の指示書と違い適用期間や交付回数は厳密に定められています。

詳しい期間や、特別訪問看護指示書が交付される条件などは、次の項目で詳しく解説していくので参考にしてください。

期間はどれくらい?

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通常の訪問看護指示書の期間が最長6カ月に対して、特別訪問看護指示書は最長14日間です。6カ月と2週間なので、とても短い期間であることが分かります。

適用される期間とともに大きな違いがあるのは、訪問日数です。通常であれば週3日間以内の訪問ですが、特別訪問看護指示書が交付されると週に4日以上の訪問ができます。

14日以内で症状が改善されて、訪問の頻度を下げても良いと判断されると通常の訪問指示書が交付される仕組みです。

どんなときに出されるもの?

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特別訪問看護指示書が交付される方に、決められた条件はありません。医師が診察を行い、頻繁な訪問が必要な状態と判断すると交付されます。

多くは急激に容態悪化した患者や、末期のガンなど終末期の患者が適用されます。もしくは、退院直後で自宅での療養が安定するまで、毎日の確認が必要な患者です。

基本的には月に1回の交付になります。しかし、気管カニューレを使用している・真皮を超える褥瘡(じょくそう)、どちらかの状態にあてはまる方は月2回の交付が可能です。

指示書と特別指示書の違いをチェック

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訪問看護を行う際、必要なのが指示書です。ここからは、そもそも指示書とは何か、指示書と特別指示書の違いについてまとめています。

指示書ってなに?

疑問

訪問看護における指示書とは、医師が診療の結果をもとに訪問看護で行う処置・サポート内容について記したものです。

訪問看護を行う看護師などの医療従事者は、この訪問看護指示書の内容に沿ったサポートを行います。複数の看護施設を使用する場合は、それぞれの施設に交付される仕組みです。

基本的には主治医が作成しますが、複数の医師が診療にあたっている場合があります。同一診療所で同じ診療科であれば、いずれかの医師が作成し交付することが可能です。

指示書と特別指示書の違い

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訪問看護指示書は、通常交付される指示書でサポートの基本となります。特別訪問看護指示書は、指示書が交付されていないと交付することはできません。

訪問看護を受けていることを大前提として、緊急時に交付されるのが特別訪問看護指示書です。適用期間も、1~6カ月の指示書と比べると最長14日間と短く設定されています。

どちらの指示書も原則月に1回までの交付ですが、特別訪問看護指示書に関しては条件付きで月2回までの交付が可能です。

訪問看護ってどんなことをするの?

看護師_指導
  • 血圧・脈拍・体温などのチェック
  • 食事・排泄・入浴などの介助や指導
  • 医師の指示による医療措置
  • 薬の相談・指導や残薬確認
  • ご家族等への介護支援・相談
  • 症状緩和やターミナルケア

訪問看護とは、在宅で療養している方のサポートを行うサービスです。訪問するスタッフは看護師などの医療従事者のため、医師の指示書に基づいた医療行為を行うことができます。

訪問看護が行うサポートは、生活の補助から服薬の介助、各専門機関との連携まで幅広いことが特徴的です。

利用者の年齢や病状にもよりますが、日常生活の自立や社会復帰が1つの目標です。高齢者や病状が末期の方には、苦痛の緩和や遺族の方のサポートまで含まれます。

精神科訪問看護ってどんなことをするの?

カウンセリング
  • 日常生活の維持
  • 生活技能の獲得・拡大
  • 対人関係の維持・構築
  • 家族関係の調整
  • 精神症状の悪化や増悪を防ぐ
  • ケアの連携
  • 社会資源の活用
  • 対象者のエンパワーメント

精神科訪問看護とは、精神科に特化した訪問看護です。うつ病や統合失調症などの精神疾患から、アルコール依存症などの各種依存症に対してのサポートを行います。

基本的にサポート内容は、一般的な訪問看護と同じです。しかし、精神疾患は対人・家族との関係修復やコミュニケーション能力の向上などに重きを置いたサポートを行います。

精神疾患患者が抱える大きな問題の1つが、コミュニケーション能力の低下です。その結果、対人関係が悪化・孤立を招き治療も思うように進まなくなります。

訪問看護のスタッフは、地域の関連施設と連携を図りながら患者や家族が孤立しないように橋渡し的なサポートも行います。

主にどんな疾患の方が利用するの?

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精神疾患に限らず、核家族化や一人暮らしの増加で訪問看護の需要は年々増加しています。その中でも、精神科訪問看護を利用している方が多い疾患を紹介していきます。

統合失調症

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疾患名
統合失調症
症状
・妄想
・幻覚
・認知障害
治療法
・抗精神病薬
・リハビリ
・心理的治療

精神疾患の中でも、よく聞く病気の1つが統合失調症です。現在では、100人に1人の割合で発病している頻度の高い病気となっています。

主な症状と治療方法は表にまとめている通りです。治らない病気のイメージですが、早期発見早期治療で、症状は大きく改善できます。

ただし、再発しやすいので再発防止に力を入れなくてはなりません。病気の原因ははっきりとは分かっていませんが、治療薬は開発されています。

薬物治療と精神治療を組み合わせることで、高い治療効果を期待できます。

うつ病・双極性障害

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疾患名
うつ病
症状
・抑うつ状態
・自尊心低下
・絶望感
治療法
・気分安定薬
・抗精神病薬
・看護支援
・心理的治療

気分の落ち込みが長期間続くのが「うつ病」です。うつ病の原因はさまざまで、ストレスや脳の病気から発症することもあります。

死にたくなってしまったり、実際に自殺未遂を起こしてしまうこともあるので早期発見・早期治療が大事な疾患です。

治療法についてですが、うつ病の場合は軽度であればカウンセリングや心理的治療で改善することがあります。重度になると抗うつ薬を併用、症状の改善に努めます。

アルコール依存

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疾患名
アルコール依存症
症状
・アルコール幻覚症
・振戦せん妄
・自律神経不安定
治療法
・支持療法・治療薬投与

依存症の中でも患者数が多いのが、アルコール依存症と薬物依存です。残念ながら依存症に対しての特効薬はなく、入院し適切な処置を行うことが日本の一般的な治療法です。

アルコール依存症の場合、解毒治療→リハビリ療法→退院後のアフターケアと治療が進みます。リハビリ治療の段階になると抗酒薬が処方されることもあります。

依存症治療はアルコールの摂取を絶ち、また依存症に陥らないように自己コントロールし続けることが大事です。

依存症を1人、または家族だけで治療することはほぼ不可能です。専門の医療機関に相談をしてください。

軽度認知症

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疾患名
軽度認知症
症状
・認知機能障害・失語、失行・実行機能の障害
治療法
・抗コリンエステラーゼ阻害薬・回想法・デイケア

認知症とは精神機能が低下することで、日常生活や社会生活が送れなくなる症状のことを指します。

原因は1つではありません。複数の要素が組み合わさり発症します。その中でも脳が萎縮するアルツハイマー病が最も多い原因です。

そのため、さまざまな認知症の治療薬として用いられるのは、アルツハイマー病の治療薬になります。アルツハイマー病以外の認知症治療薬が存在しないので、治療法としては回想法等の非薬物治療が一般的です

認知症の症状や行動は、対応の仕方などである程度の改善が見込めます。

精神科訪問看護の利用料金をチェック

チェック

精神科訪問看護の利用料金は厳密に設定されています。基本料金に訪問時間や訪問回数によって加算される計算です。

基本料金はこちら

お金の画像
訪問者 時間 料金
看護師

看護師2のテーブル画像
30分未満 4,670円
看護師

看護師2のテーブル画像
30分以上
60分未満
8,160円

訪問看護の基本料金は表の通りです。これは、看護師1人が所定の時間内で訪問看護を行った際の利用料金になります。

複数名での訪問看護や90分を超える長時間の訪問看護を行った際、緊急時の訪問看護などは、都度既定の料金が加算され請求される仕組みです。

利用者の状態で必要なサポートが違うため、1人1人金額が異なります。詳しい料金が知りたい方は、主治医や訪問看護施設に問合せをしてみてください。

医療保険は適用される?

国民健康保険の画像
時間 30分
未満
30分以上
60分未満
1割負担

お金のテーブル画像
467円 816円
2割負担

お金のテーブル画像
934円 1,632円
3割負担

お金のテーブル画像
1,401円 2,448円

訪問看護が高額で戸惑われた方もいるかもしれませんが、安心してください。訪問看護には医療保険が適用されます。請求される金額は、訪問看護利用料の1~3割です。

負担の割合は年齢で決められています。義務教育前の6歳未満が2割負担で、6~70歳未満の現役世代が3割負担です。

70~74歳までが2割負担、75歳以上が1割負担になります。ただし、70歳以上の方で、現役並みに所得があると判断された方は3割負担での請求です。

精神訪問看護なら当ステーションにお任せください!

シンプレ

精神科訪問看護を専門に行うシンプレ訪問看護ステーションを紹介します。東京都を中心に、地域に根付いた活動を行う訪問看護施設です。

シンプレ訪問看護ステーションって?

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シンプレ訪問看護ステーションでは、精神疾患に特化した訪問看護を行う訪問看護施設です。専門知識と豊富な経験を併せ持つスタッフが在籍しています。

対応できる疾患は、各種依存症から統合失調症、不安障害など多岐に渡ります。また、利用者であれば緊急時に24時間対応することができる機動力の高さも魅力的です。

シンプレ訪問看護ステーションが大切にしているのは、利用者の主体性です。利用者が希望する未来のために、ともに考え必要な支援を行ってくれます。

シンプレ訪問看護ステーションの対応エリア

東京
  • 新宿区
  • 中野区
  • 豊島区
  • 練馬区
  • 千代田区
  • 板橋区
  • 杉並区

シンプレ訪問看護ステーションの拠点は、東京都の新宿区です。対応エリアは新宿区の周辺5つのエリアとなります。

ただし、状況に応じて他のエリアの方でも対応することができます。そのため、エリア外だからとあきらめずに、まずは相談をしてみてください。

相談は電話やメール、FAXで受付中です。詳しい状況は直接面談した際に伺うので、まずは訪問看護を希望することを伝えてください。

対象エリア外など、特記事項があれば簡単にまとめておくとスムーズに話し合いを行えます。

まとめ

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訪問看護は、特別訪問看護指示書が交付されるのは容態が急に悪化した緊急時や退院直後の落ち着くまで訪問の頻度が必要と判断された場合のみです。

特別訪問看護指示書が交付されると、週4日以上の訪問が可能となります。病気を抱えながら自宅で療養する方には、欠かせない制度です。

シンプレ訪問看護ステーションでは状況に応じて特別訪問看護指示書をかかりつけ医師と連携して発行して、毎日訪問を行うこともあります。

その他にも緊急時にはオンコールで24時間対応することも可能ですので、精神疾患でお悩みの方はぜひ当ステーションへご相談くださいね!